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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年04月03日

多様性で個性を受け止める~本屋と商店街の機能

ツルハシブックスとは何者なのか?

なぜ、本屋なのか?
なぜ、商店街なのか?

そこに答えなければならないと思う。

僕のお客は、
2002年からずっと15歳だった。

15歳が自分と地域と社会を好きになり、
自分を地域と社会の未来創造にむけて
歩き出している地域社会の実現。

これが僕のミッションであり、
ツルハシブックスはその方法論のひとつだ。

偶然、僕は本屋さんになった。
しかもその本屋は商店街に立地している。

これがもし、
偶然ではないとすると、

なぜ僕は本屋になり、
なぜ商店街に立地したのだろうか?

結果論ではあるが、
本屋も、商店街も、

15歳にとっては、
「多様性によって個性を受け止めてもらえる場」
であるのではないか?

と思う。

本の海は
多様性の海だ。
価値観の海だ。

その空間に身を置くと、
ああ、これでいいのかもしれない、
と思える。

いや、思えるかどうかは
15歳に聞いてみないとわからないのだけど。
商店街も同じだ。
そこには多様な大人がいる。

昨年、一昨年と
新潟市中央区の下本町商店街の
インターンシッププログラムを実施してみて、
商店街の持つ、「受け止め感」
が大学生にとって、大きな影響をもたらしていると実感できた。

そこには、
親和的承認=ありのままの自分を受け止める(山竹伸二による)
存在しているように思う。

高齢化した商店街や
粟島のような離島でのプログラムによって、
大学生の空気感が変わることをこれまで何度も体感してきた。

それを街中でやるためには、
おそらくは本屋という仕組みなのではないか?

と思う。
若いというだけで、声をかけてくれる。
若いというだけで本をおすすめしてくれる。

そこには、「こうあるべきだ」と
すぐに道徳を語る大人はいない。
いや、いたとしても、それは多数の中のひとりにすぎない。

そんな多様性の海の中に入っていくこと。
それは街の本屋さんにしかできないのではないか?

今回の暗やみ本屋ハックツの
場所を提供していただく予定の
ブックスタマ上石神井店は、いわゆる街の本屋だ。

住宅街にある街の本屋で、
中学生高校生を受け止められるような
仕組みができないだろうか?

答えはひとつじゃない。
いや、そもそも正解など存在しないのだ。

多様性の海の中で、
本から、人からヒントをもらって、
自分の道を歩んでいける15歳をたくさん生み出していきたい。

暗やみ本屋ハックツ、クラウドファンディング4日目です。
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu  

Posted by ニシダタクジ at 06:51Comments(0)日記