プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年04月25日

第2の顧客をデザインする

10代に学校以外で教育サービスを提供する。
これがビジネスとして成り立っているのは塾産業だけだ。

ビジネスの基本である、
「受益者負担の原則」
が通用しない世界。

中学生高校生に
地域の大人とのつながりを提供する。
そんな本屋がツルハシブックスだった。

「1円も払わないで居続けることができて、
多様性の中で自分が受け入れられ、
しかも知的で前向きな会話ができる。」

それは、地域(特にある程度田舎の)
の中の商店街の本屋にしかできなくて、
きっとそういう場所を必要としている。

古本コーナーHAKKUTSUは
本を贈ることだけが目的ではない。
ちょっと変わった本との出会いをきっかけに、
新たな出会いが始まっていく。

東京で作ろうとしている
暗やみ本屋ハックツも、きっとそういう場所を
目指していくのだと思う。

しかし。
それを聞くと、
シビアな大人はこう尋ねるだろう?

それはどのような収益モデルなのだ?
と。

1円も払わずに(あるいは少額で)
居続けられる場所を作らなければ、
中学生は来てくれない。
しかし、売上を確保しなければ続けてはいけない。

そこで、第2の顧客という存在が必要になる。
ツルハシブックスで言えば、劇団員。

中高生の居場所をつくるために、月額1,000円を払う。
劇団員証(パスポート)を手に入れる。
手づくりハンコを作り、劇団員同士がそれを交換する。
新しい出会いが生まれる。

これは寄付ではなく、月額1,000円の商品ではないか。

中高生の居場所づくりに参画している、という気持ちと
思いを同じくする友人たちに出会えるために、
月額1,000円を支払う。
それは決して高くはないと思う。

さらに、ツルハシブックスと違い、
10代限定に設定している「暗やみ本屋ハックツ」は、
より多くの賛同者による寄贈本と、
運営のお手伝いが必要になってくる。

現在チャレンジしている
READY FOR?のクラウドファンディングの目的は、
改装費を集めることだけでなく、
多くの賛同者、参画者を集めるということ。

寄付することで、人は応援者になる。
寄付することで、人は参画者になる。
寄付することで、人は当事者になる。

そんな物語の始まりが寄付であると僕は思っている。

中学生高校生に本と地域の大人を届ける。
そんな本屋を一緒につくりませんか?

クラウドファンディング、あと6日です。  

Posted by ニシダタクジ at 07:24Comments(0)日記