プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年05月21日

「地域」というフロンティア

グローバル(世界)と同じくローカル(地方)にも、
フロンティア(最前線)があふれていると思う。

そのローカルの中の小さい単位である
「地域」は大学生にとって、
大きなフロンティアが広がっていると思う。

特に、人口減少時代を迎え、
高齢化が進む「地域」は、若者を必要としている。

海士町で活躍している「巡の環」の阿部さんが
いつも言っているように、

「課題先進国」日本の中の「課題先進地」である海士町の
中にフロンティアを見出して、
阿部さんはトヨタを辞め、海士町に移り住んだ。

「大学時代に何をしたらよいか?」
と思っている大学生も多いのだろう。

海外を見る。
旅をする。
自分と向き合う。

いろいろあると思うのだけど、
僕は、長い人生を見たときに、

「地域プロジェクトに参画する・自分で企画・実行する」
というのをオススメしたいと思う。

「僕は一生、グローバルな商社マンとして世界を飛び回るんです。」
という人も、
「公務員試験や教員採用試験を受けて、公務員・先生になるんです。」
という人も、

「地域」と一緒に何かやってみるというのは、
大きな経験になる。

「地域」の特徴は
・多様な人がいる⇒正解・ルールがひとつじゃない
・課題が明確ではない⇒自分で発見するしかない
・課題に挑む人が少ない⇒挑戦者が重宝される

これは、
社会に出てから、世界に出てからの
「世間」というものと対峙する上で、
またとない機会となるのではないか?

答えのない未来、多様化する価値観の中で、
自ら課題を見つけ、その解決に挑んでいく人材。
そんな人材こそ、世の中に求められているのではないか。

「地域」でやる面白さは
即興演劇をするということだ。
飛び込んでいって、仲間をだんだんと作りながら、
ひとつの課題に出会い、それを解決しようと動いていく。

その問いも、答えも、ひとつではないだろう。
そんな経験を積み重ねて、考え続け、動き続けて、
自分の感性と技術を磨いていくことができるのが
「地域」というフィールドだと思う。

最近は「地域」と冠した学部・学科を持つ大学も増えてきて、
かなりの人気だと聞いている。

しかし、学部・学科の正規カリキュラムで「地域」活動を行うのではなく、
大学もまた、地域資源だとすれば、
「地域」の課題に対して、解決する仮説を立てたあと、
大学の中で、仲間を見つけ、チームをつくり、そこに挑んでいくような経験は、
人生を歩んでいくうえで、大きな自信となるだろうと思う。

多くの学部・学科の専門性・志向性を生かし、
あるいは他大学の学生を巻き込んだりして、
「地域」というフロンティアで
課題に挑んでいく大学生が地域の未来と自らの未来を創っていくと思う。

そんなプラットフォームが作ることで、
「地域」も「大学」も、もっともっと楽しくなる。  

Posted by ニシダタクジ at 06:40Comments(0)思い