プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 17人
オーナーへメッセージ

2015年07月05日

「働き方」と「哲学」



https://www.shigoto-ryokou.com/

「仕事旅行」を運営する
仕事旅行社の内田さんにお話を伺う。

内田さんは、
新潟大学工学部の卒業生。

建築デザインの仕事を激務でこなす10年を
過ごしたのちに、仕事旅行社の立ち上げメンバーに。

そのきっかけは、
とあるベンチャー企業の働き方に触れたことだった。

「楽しいからこそ仕事だ」

その社風に衝撃を受けた。
自分はこれまで、「仕事はつらいもんだ」
と思っていた。

「社会人になると、他の人の職場を見ることができない。」
そんな当たり前の事実に気が付いた。
「他の人の仕事、職場を見たい」
そんなニーズは潜在的にあるだろうと思っていた。

そしてサービスを立ち上げ。
基本は日帰りで数時間~半日、
その人の職場を訪問し、実際にその仕事をやってみたりする。
内田さんは日々の多くをはお客さんの募集と受け入れ先へのインタビューに費やす。

バイオリン職人にインタビューをしたときのこと。
「仕事だと思ったことは一度もない」
という。

とにかく楽しくて楽しくて、
これでお金をもらっていいのか、と思うくらい。

子どもがテレビゲームをしているようなものだ。

だから、お客さんや取引先じゃなくて、みんなトモダチなんだ。

いいなあ。
こういうインタビューができる仕事。

あるいは左官職人さんのところで仕事旅行を実施したときのこと。
最初はあまり乗り気じゃなかった。

最近はお客さんから直接依頼されることは少なく、
ハウスメーカーなどからの依頼がほとんどだ。

そんな中で若手社会人が
目をキラキラさせて、左官職人さんのところにやってきて、
話を聞いて、体験していく。

「誇り」と「初心」を思い出していく、
と内田さんは言っていた。

「仕事旅行」、いい仕事してるなあと思った。
「機会提供」のデザイン。
それによって、誇りを取り戻す仕事。

いい仕事してるなあと。
いい働き方しているなあと。

「働き方」
これは現在の若者にとっては大きなテーマだ。

僕は昨日、仕事旅行の内田さんの話を聞いて、
もっとも強く思ったのは、

「自分に合った働き方」
というのは、表現が適切ではないのではないか?ということだ。

みんな「働き方」を知りたいのではなく、
「どうやって生きていくのか?」とか「大切にしたいものは何か?」
とか、そういう「哲学」を必要としているし、

本来は、
「自分に合った働き方」ではなくて、
「自分の哲学に合った働き方」という表現になるのだろう。

「哲学」「志」
そういったものを探すのが先なのだ。

「仕事旅行」はおそらく、
腕に職のある人の下で、「哲学」や「志」に触れることで、
自らの「哲学」や「志」を磨き、そこをつなぐ「働き方」
大げさに言えば、「生き方」を発見していく答えのない旅を提供しているのだろうと思った。

「学びたい」という若者と
職人たちの技や哲学を組み合わせることで、

若者の「働き方」や「哲学」、「志」と、
職人の「誇り」や「初心」を生んでいく
コミュニケーションデザイン、それが仕事旅行なのではないかな。

いい仕事、されているなあとすっかり感動した土曜日の朝でした。
内田さん、ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:59Comments(0)思い