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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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オーナーへメッセージ

2015年07月22日

「他者評価」を超えて

「ある問題を引き起こしたのと同じマインドセットのままで、
その問題を解決することはできない。」(アインシュタイン)


「幸せってなんだっけ?」(辻信一 ソフトバンク新書 残念ながら絶版)

この本はブータンのGNHの話から始まる。
若き国王が唱えた壮大なるギャグ、GNH(国民総幸福量)。

しかし、これこそが
冒頭の言葉を実証するメッセージとなった。

「豊かさ」こそが地球環境を破壊した。
「持続可能な発展」という言葉自体が
そのマインドセット(思考の型)を変えていない。

だから、それを根本から変える。
「豊かさ」=お金ではなく、
「豊かさ」=どれだけ幸せかという「幸福量」だと。

思えば、
GNPやGDPといった言葉も不思議な言葉だ。
単一の価値基準「経済」で、国々をランキングする。
上位にいるほうがいい国のように思える。
本当だろうか?

本当に「先進国」は「先進国」で
「途上国」は「途上国」なのだろうか?

「途上」っていう概念をみんな受け入れてるのだろうか?
これから経済成長していきます、って
みんな同意しているのだろうか?
その先に幸せが待っているのだろうか。

この本のラストに、こんなメッセージがある。
辻さんの友人のサティシュの言葉だ。

「豊かさを追いかけて、私たちはあまりにも多くのものを壊し、
失ってきた。犠牲にしてきたものは大きく言えば3つ。
それは、ソイル(土)とソウル(心)、そしてソサエティ(社会)だ。

ソイル、つまり自然を単なる資源とみなし、それを競って奪い合ってきた。
そしてその競争の中で、
ソウル、つまり自分のからだやこころさえ金儲けの手段としていじめてきたのだ。
さらにその競争の中で、
ソサエティ、つまり周りの人々と助け合い、分かち合うことを忘れてしまったのだ。」

しかし、それさえ分かれば、解決は簡単だと
サティシュは言う。

「ソイル、つまり地球とつながる」
「ソウル、つまり自分とつながる」
「ソサエティ、人々とつながる」

この3つの「つながり」こそが幸せの源泉なのだ。

ああ。
いいですね。
僕が大学生のころ自問自答してきたのと
まさに同じテーマだ。

「オーナーシップ」(所有)ではなく、
「リレーションシップ」(関係性)だと。

そうそう。
そういうことだ。

ここであらためて冒頭の言葉に戻る。

「ある問題を引き起こしたのと同じマインドセットのままで、
その問題を解決することはできない。」

大学生にとっての大きな課題。
それは、「自信がない」ということ。

それを引き起こしたマインドセットのままでは解決しない。
つまり、単一の価値観(学力)、他者評価、他者比較。
学校空間の宿命であるこの3つの
マインドセットを超えていくこと。

いちばんは他者評価を超えること。
これが幸せへの道だと思う。

言葉で言うのは簡単だけど、そんなに簡単ではない。

しかし、本当にほしいのは、
本当に他者評価なのだろうか?

ブータンの国王が
「本当は豊かさではなく、幸せが欲しいのではないか?」
と問いかけたように、

自分たちも他者評価が本当に欲しかったのか?
と問いかけてみる必要がある。

僕の仮説は、
ほしかったのは「評価」ではなく「承認」
なのではないか?

ということだ。

どんな偉い人に、
「あなたは世界で一番素晴らしい」と
言われるよりも、

親友に
「世界中が敵になっても、俺はお前の味方だから」
と言われたほうが嬉しいはずだ。

それは、
「他者評価」欲求よりも「承認」欲求のほうが強いし、
根本的欲求だからだ。

そうやって、
自分自身の他者評価欲求を客観的に見ること。
マインドセットを変えること。
そこから始まる何かがきっとあると思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:40Comments(0)思い