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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年08月07日

「本屋」と「田舎」と「小さなドミノ」

小さなチャレンジのドミノを倒す。
小さな成功体験を積み、
だんだんと大きなチャレンジをしていく。
それが自信につながっていく。

しかし、「自信がない」人は、
その最初のドミノが倒れない。
そこが課題だと思う。

その小さなドミノをどのように倒すか。
そこには「承認欲求」が
必要になってくるのではないか。

1つ目の方法は
「本屋」さん。
本がいっぱいあることで多様性を表現し、
その人を受け入れる体制ができる。

多様性の中で、
話を聞いてもらうことで、
小さな承認欲求が満たされる。

そのタイミングで、「偶然」、誰かに出会う。
その「誰か」というのは、
その日によって違う。
そこは相談センターではなく、「本屋」さんだから。

そんな偶然に心が動き、
「一緒にどこかに行ってみないか?」と誘われる。
するとさらにそこで素敵な大人に出会う。

こうして、「小さなドミノ」が自覚なく倒れる。
「気がついたら、倒れていた」というパターン。

2つ目の方法は、「田舎」に行くこと。
高齢化率の高い田舎に行くと、
歩いているだけで、地元の人から話しかけられる。

できれば、派手な格好をして歩いていたほうがいい。
新潟のとある私立大学の商店街インターンシップでは、
揃いのピンクのエプロンをして街を歩いてヒアリングをしてまわった。

地元の人にひたすら話しかけられる。
すると、自分の中でこんな勘違いが生まれる。
「自分は若いだけで価値があるのではないか。」

つまり、承認欲求がある程度満たされていく。
次に、起こることは何か、贈与経済である。

若者が街を歩き、何かしようとしているだけで、
年寄りは何か応援したくなってくる。
簡単なのは差し入れをあげることだ。

このときは、ご飯を持って来れば、
おかずは何も買わなくてもいいほど、
たくさんの差し入れをもらった。

そこで「返報性の原理」が顔を出す。
何か与えてもらったら、それをお返ししたくなるのが
人間の本能である。

その動機付けによって、「小さなドミノ」が倒れる。

現在のところ、その2つが
「小さなドミノの倒し方」である。

「偶然」と「返報性」の力で、小さなドミノを倒す。
そんな場をデザインしていきたいなあと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 07:05Comments(0)アイデア