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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年08月10日

「効率化」と「ホスピタリティ」のあいだ

「効率化」という戦略が通用するのは、
未来が予測できるとき。

もっと速く、もっとたくさん。
作る工業製品が決まっているとき、
「効率化」戦略は機能した。

そんな工業時代からサービス業時代へと
時代は移った。
「付加価値の時代」だと言われた。
(今もかもしれないけど)

リッツカールトンやディズニーランドの
「伝説のサービス」が話題となった。

宿泊したお客様の忘れ物を東京まで新幹線で届けるなど、
「効率化」を度外視した
「ホスピタリティ」がそこにはあった。

あまりにも振れ幅が極端であるけども、
きっとそういうことだったのだと思う。

個人ひとりひとりがこれからの働き方・生き方を探っている。

それはきっと
「効率化」一辺倒でも、「ホスピタリティ」一辺倒でもない、
その中間くらいの働き方・生き方が必要となってくるだろうと思われる。
「答えのない時代。」というやつだ。

「効率化」と「ホスピタリティ」のあいだ。
僕はそれが「小さな偶然」なのではないかと感じている。

「効率化」はあまりにも、計画的すぎる。
「ホスピタリティ」が目立つのは突発的な事件が起こった時だ。
もちろん、それは日常的な「クレド」(リッツカールトンの信条)が
機能しているということなのだが。

そうではなく、日常に起こる「小さな偶然」。
そこに価値を見出していく時代になっていくのではないだろうか。
そしてそれは「今日もていねいに」というような、
少し非効率的な行動から生まれていくのではないか。

「小さな偶然」に気づくこと。
そんな心の余裕を持つこと。

「本屋に行くこと」「本を選ぶこと」「本を読むこと」
これらはすべて「非効率的な」時間だと思う。
いや、買う本がビジネス書であれば違うかもしれないが。

「小さな偶然」に気づくことができる日常的な心の余裕。
これを豊かさと呼ぶのではないだろうか。  

Posted by ニシダタクジ at 07:20Comments(0)日記