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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年08月18日

感性を磨き続けることと理不尽に耐えること

考え続けること、
そして
感性を磨き続けること。
きっとこれからはこれが大切になってくる。

なぜなら、
新しい価値を生み出し続けなければいけないからだ。

かつて、「効率化」が価値を生み出した時代があった。

もっと多く
もっと速く
最小限の力で

工業製品を生み出す。
そうやって日本株式会社は発達してきた。

残念ながら、
効率化の勝負でもはや勝負ができない。
最小限の力、つまりコスト、
人件費がかかるから。

アップルのように、
新しい価値を生み出さなければならない。

そのためには、
考え続けること、感性を磨き続けること。

それを個人個人が実践し、
それを組み合わせて新たな価値を生んでいくしかない。
問題はそれと「理不尽に耐えること」との関係性だと思う。

世の中はとても理不尽で、
それに対応するというのも大事なことだ。

この「理不尽に耐えること」と
「感性を磨くこと」が実はトレードオフ
(あちら立てればこちらが立たず)
になっているのではないか、という仮説。

「理不尽に耐える」には、
自らの感性の発動をストップしなければならない。

たとえば、満員電車。
電車が揺れてもまったく動かないほどの
満員電車で通勤をしている人。

僕は浪人生の時、
千葉駅から津田沼駅のわずか12分だったが、
そんな電車に乗っていた。

あのときに感性を発動していたら、
おそらくはすぐに体調を崩すだろう。

「理不尽」というのは、
自分ではどうしようもないことなので、
そこはある程度自らの感性をコントロールしなければならない。

松井祐輔さんがつくった


「HAB新潟」(エイチアンドエスカンパニー)

の対談部分にも書いてあるのだけど、
「感性は気づかずに死んでいく。」

この事実をもっと知ったほうがいいと思う。

感性は気づかずに死んでいく。

理不尽に耐えているうちに。
このままじゃ自分はダメなんじゃないか、と悩んでいるうちに。

だから、行動する。
感性を磨いていく道を探る。

映画を見る。
美術館に行く。
旅をする。
人に会う。

そういう機会を得ていくこと。
これが必要だよなあと思う。

理不尽に耐えながら、
感性を磨いていくことが可能であればそれが一番いいのだが、

理不尽に耐えてばかりだと
感性を失っていく。

しかし、これから価値を生み出すのは、
やはり、感性なのだ。  

Posted by ニシダタクジ at 07:07Comments(0)日記