2015年09月29日
ツルハシブックスというアートプロジェクト
ツルハシブックスが
アートプロジェクトだったとしたら、
アーティストは僕じゃなくて、今井あゆみだろうと思う。
構想したのは、2010年。
場所は、高崎イオンの1F。
地域に開かれた塾。
中高生が地域の大人と触れ合える塾をやりたかった。
はずだった。
あれから5年が過ぎて。
できた。
でも、それは塾じゃなかった。
きっとそういう感じ。
今月末で、今井さんがツルハシブックスを旅立つ。
なんだろう。
不思議な感じだ。
「おめでとう」も「おつかれさま」という言葉も浮かばない。
「ありがとう」はもちろんあるけど。
「ああ、着いちゃったんだな。」
っていうかそういう感じ。
そうそう。
僕がいつも「こういう感じで」って言ったことを、
「いい」とか「悪い」とか「もっとこうしたほうがいい」とか
最初に言ってくれたのが今井さんだった。
そして僕がイメージしたもの以上をアウトプットしてきた。
ツルハシブックスがツルハシブックスであり続けたのは今井あゆみのおかげだ。
この前の18日の朝モス&夜イロハニ堂の振り返りは忘れられないシーンとなった。
感性を信じられるようになる。それがツルハシブックスの最大の価値なのだろうと思った。
乗った船は、いつの日か、港に着く。
しかしそれはゴールではなく、乗り換えの港に着いた、ということ。
ツルハシブックスという船にたまたま乗り合わせた人たちが
志願して乗組員となり、よい船を作ろうとする。
寄港地に何度もよりながら、乗客を乗せ、再び旅に出る。
店内でのひとときは、もしかしたら、小さな船旅なのかもしれない。
2010年~2011年に宮澤くんや中村さんと考えたコンセプトは「港」、そして「工房」だった。
「ウチノ・コラボレーション・ラボラトリー」。
そして「カフェコポコポ(collaboration port)」「ツルハシブックス」計画通りではまったくなかったけれど、
今井さんと高崎のイオンで抹茶ソフトを食べながら構想した世界がいま、目の前に広がっている。
たくさんの大人や中学生高校生が集まり、
大したことない話をして、帰っていく。
ときには、熱く。
ときには、涼しく。
本のことを語ることもある。
そうやって「きっかけ」を得て、
みな、次の旅へと旅立っていく。
キャリアドリフト。
そのひとつのゴールは、自らの感性を信じられるようになること。
ツルハシブックスという船は、そういう場所でありたいと、あり続けたいと、あらためて思った。
劇場だったツルハシブックスを再定義すると、
「感性を信じられるようになる」という船旅を提供する船旅行型の劇場。
なのだろうと思う。
やっぱアートプロジェクトだ。
今井さん、素敵なお店と、僕のアイデアにツッコミを
入れる思考の機会をいつもありがとう。また、何か一緒につくりましょうね。
PS おまけ。ツルハシブックスがツルハシブックスになるまで4コマ。(笑)
アートプロジェクトだったとしたら、
アーティストは僕じゃなくて、今井あゆみだろうと思う。
構想したのは、2010年。
場所は、高崎イオンの1F。
地域に開かれた塾。
中高生が地域の大人と触れ合える塾をやりたかった。
はずだった。
あれから5年が過ぎて。
できた。
でも、それは塾じゃなかった。
きっとそういう感じ。
今月末で、今井さんがツルハシブックスを旅立つ。
なんだろう。
不思議な感じだ。
「おめでとう」も「おつかれさま」という言葉も浮かばない。
「ありがとう」はもちろんあるけど。
「ああ、着いちゃったんだな。」
っていうかそういう感じ。
そうそう。
僕がいつも「こういう感じで」って言ったことを、
「いい」とか「悪い」とか「もっとこうしたほうがいい」とか
最初に言ってくれたのが今井さんだった。
そして僕がイメージしたもの以上をアウトプットしてきた。
ツルハシブックスがツルハシブックスであり続けたのは今井あゆみのおかげだ。
この前の18日の朝モス&夜イロハニ堂の振り返りは忘れられないシーンとなった。
感性を信じられるようになる。それがツルハシブックスの最大の価値なのだろうと思った。
乗った船は、いつの日か、港に着く。
しかしそれはゴールではなく、乗り換えの港に着いた、ということ。
ツルハシブックスという船にたまたま乗り合わせた人たちが
志願して乗組員となり、よい船を作ろうとする。
寄港地に何度もよりながら、乗客を乗せ、再び旅に出る。
店内でのひとときは、もしかしたら、小さな船旅なのかもしれない。
2010年~2011年に宮澤くんや中村さんと考えたコンセプトは「港」、そして「工房」だった。
「ウチノ・コラボレーション・ラボラトリー」。
そして「カフェコポコポ(collaboration port)」「ツルハシブックス」計画通りではまったくなかったけれど、
今井さんと高崎のイオンで抹茶ソフトを食べながら構想した世界がいま、目の前に広がっている。
たくさんの大人や中学生高校生が集まり、
大したことない話をして、帰っていく。
ときには、熱く。
ときには、涼しく。
本のことを語ることもある。
そうやって「きっかけ」を得て、
みな、次の旅へと旅立っていく。
キャリアドリフト。
そのひとつのゴールは、自らの感性を信じられるようになること。
ツルハシブックスという船は、そういう場所でありたいと、あり続けたいと、あらためて思った。
劇場だったツルハシブックスを再定義すると、
「感性を信じられるようになる」という船旅を提供する船旅行型の劇場。
なのだろうと思う。
やっぱアートプロジェクトだ。
今井さん、素敵なお店と、僕のアイデアにツッコミを
入れる思考の機会をいつもありがとう。また、何か一緒につくりましょうね。
PS おまけ。ツルハシブックスがツルハシブックスになるまで4コマ。(笑)