2015年11月28日
あの星に行くには、どうしたらいいんだろう?
「Communication Shift」(羽鳥書店)にシビれて、
並河進さんに会いに行ってきました。
「コピー年鑑2015」発刊記念トークセッション
『ソーシャルグッド!はコピーでつくる』
並河進(電通)×都築徹(電通中部)×日下慶太(電通関西)
のトークセッション。
久しぶりのこの敗北感。
表現者たちの生き方、在り方に敗北した。
カッコイイなあと思った。
都築さんの東海テレビ「震災から3年、伝え続ける。」
https://www.youtube.com/watch?v=LKCDQWQfKY4
「戦争を考える」
http://feely.jp/31701/
日下さんの「商店街ポスター展」
http://www.advertimes.com/20150615/article194663/
実際に放送されたCMやポスターを見ながら、
そこに込められた思いが語られた。
~~~以下キーワードメモ。
・「交通安全キャンペーン」すべて事実を伝えている。遺品を実際に映している。
・結論を出さずに問いを残すこと。
・見つめたくないところを見つめてコピーを書く。
・「こんな事実があるんじゃないか?」とコピーを書く⇒その経験をしている人を探す。
・「記者には言わせたいセリフがあった」:報道のあり方を問う。
・「答えを出そうとする」⇔「事実を伝え、問いを残す」
・「コピーの力」=「事実を突きつける」
・東北に密着するA班、A班を追うB班
・報道(広告)への自己批判
・震災以前はコピーが先にできて、映像を合わせていた
・震災以降はアドリブ。「しとめられるのか?」ライブ感。
・最後にコピーを入れる。
・わかったような気になるのが怖い。
・70年後の風景をそのまま映す。
・「広告の未来」=これが「広告」かどうか?が問われる
・B班であること、B班を持つこと。
・商店街ポスター展、2か月みっちりやる。
⇒クライアント、期間、人のせいにできない。(研修として意義)
・商店街の店の価値=「店の人との関係性」をポスターに載せた。
・店と向き合う、プレゼンしない、絶対納品
・A案、B案、C案、とクライアントに選択を委ねない。
・「純度を上げていく」ということ
・「自分はこれをやる」というのを大事にしていく。
・何も解決しないコピーはコピーではない。
・ポスターが貼られる場所はきれいなところばかりではない。
⇒コピーをでかくしないと見えない。
・広告=プロレス。商店街=ストリートファイト
・既存メディアでもここまでできる⇒東海テレビと都築さん
・その広告は業界だけではなく世の中で本当に「オモロイ」のか
・気づいてないことに気づかせる「ささる」⇔すべてを包み込むデザイン「つつむ」
・「ソーシャル」という言葉が表に出ると、消費され、形骸化する。
・クライアントを知っていくこと。この人に対して何ができるかな。
⇒東海テレビにはこれしかない。
・クライアントと「同じ星を見よう」:チェックするなんて言葉は出ない
・あの星に行くにはどうしたらいいんだろう?
⇒それがあって初めて、方法としてソーシャルがある。
⇒「ソーシャル」ありきではない。ソーシャルデザインは手段であり目的ではない。
・クライアントがやりたくないのに「ソーシャル・グッド」はできない。
・広告「売り上げが何%上がる」⇔ソーシャル「地域の人が元気になる」
・広告の手法は社会問題を解決しうる。
・広告屋の良さ、良いところを見つけて、伝える。
・大量生産大量消費でいいんか?という問い
⇒震災でフタが開いてしまった。
⇒どうせつくるなら世の中を元気にしたい。
・おもしろいのに社会がよくなる。
⇒「オモロイ」が大事。社会のためだから面白くなくていいということはない。
・「オモロイ」+「社会にいい」⇒これが一番バリューがある。
・「俺は全うする。あとはクライアントで判断してくれ。」震災CMのときの都築さんの言葉
~~~ここまでキーワードメモ。
うわーって。
なんだこの濃密な言葉たち。
「生き方、在り方が問われる時代」だと、
西川佳哲さんが「自分をいかして生きる」で言っていたけど、
そういう人たちがいるんだなあと。
「考え続ける」「行動し続ける」を実践している人が
いるんだなあと。
「美しさとは何か?」
問い続けて創り続けている人っているんだなあと。
なんというか、圧倒的な敗北でした。
俺はまだまだ何もやってないなあと。
一番印象に残ったのは
やっぱり都築さんの「同じ星を見よう」かな。
「あの星に行くには、どうしたらいいんだろう?」
そんな問いを共有できる仲間と、「何か」を創り続けていきたい。
並河さんと「Commnication Shift」
日下さんと「女川ポスター展全集」
イベント様子
並河進さんに会いに行ってきました。
「コピー年鑑2015」発刊記念トークセッション
『ソーシャルグッド!はコピーでつくる』
並河進(電通)×都築徹(電通中部)×日下慶太(電通関西)
のトークセッション。
久しぶりのこの敗北感。
表現者たちの生き方、在り方に敗北した。
カッコイイなあと思った。
都築さんの東海テレビ「震災から3年、伝え続ける。」
https://www.youtube.com/watch?v=LKCDQWQfKY4
「戦争を考える」
http://feely.jp/31701/
日下さんの「商店街ポスター展」
http://www.advertimes.com/20150615/article194663/
実際に放送されたCMやポスターを見ながら、
そこに込められた思いが語られた。
~~~以下キーワードメモ。
・「交通安全キャンペーン」すべて事実を伝えている。遺品を実際に映している。
・結論を出さずに問いを残すこと。
・見つめたくないところを見つめてコピーを書く。
・「こんな事実があるんじゃないか?」とコピーを書く⇒その経験をしている人を探す。
・「記者には言わせたいセリフがあった」:報道のあり方を問う。
・「答えを出そうとする」⇔「事実を伝え、問いを残す」
・「コピーの力」=「事実を突きつける」
・東北に密着するA班、A班を追うB班
・報道(広告)への自己批判
・震災以前はコピーが先にできて、映像を合わせていた
・震災以降はアドリブ。「しとめられるのか?」ライブ感。
・最後にコピーを入れる。
・わかったような気になるのが怖い。
・70年後の風景をそのまま映す。
・「広告の未来」=これが「広告」かどうか?が問われる
・B班であること、B班を持つこと。
・商店街ポスター展、2か月みっちりやる。
⇒クライアント、期間、人のせいにできない。(研修として意義)
・商店街の店の価値=「店の人との関係性」をポスターに載せた。
・店と向き合う、プレゼンしない、絶対納品
・A案、B案、C案、とクライアントに選択を委ねない。
・「純度を上げていく」ということ
・「自分はこれをやる」というのを大事にしていく。
・何も解決しないコピーはコピーではない。
・ポスターが貼られる場所はきれいなところばかりではない。
⇒コピーをでかくしないと見えない。
・広告=プロレス。商店街=ストリートファイト
・既存メディアでもここまでできる⇒東海テレビと都築さん
・その広告は業界だけではなく世の中で本当に「オモロイ」のか
・気づいてないことに気づかせる「ささる」⇔すべてを包み込むデザイン「つつむ」
・「ソーシャル」という言葉が表に出ると、消費され、形骸化する。
・クライアントを知っていくこと。この人に対して何ができるかな。
⇒東海テレビにはこれしかない。
・クライアントと「同じ星を見よう」:チェックするなんて言葉は出ない
・あの星に行くにはどうしたらいいんだろう?
⇒それがあって初めて、方法としてソーシャルがある。
⇒「ソーシャル」ありきではない。ソーシャルデザインは手段であり目的ではない。
・クライアントがやりたくないのに「ソーシャル・グッド」はできない。
・広告「売り上げが何%上がる」⇔ソーシャル「地域の人が元気になる」
・広告の手法は社会問題を解決しうる。
・広告屋の良さ、良いところを見つけて、伝える。
・大量生産大量消費でいいんか?という問い
⇒震災でフタが開いてしまった。
⇒どうせつくるなら世の中を元気にしたい。
・おもしろいのに社会がよくなる。
⇒「オモロイ」が大事。社会のためだから面白くなくていいということはない。
・「オモロイ」+「社会にいい」⇒これが一番バリューがある。
・「俺は全うする。あとはクライアントで判断してくれ。」震災CMのときの都築さんの言葉
~~~ここまでキーワードメモ。
うわーって。
なんだこの濃密な言葉たち。
「生き方、在り方が問われる時代」だと、
西川佳哲さんが「自分をいかして生きる」で言っていたけど、
そういう人たちがいるんだなあと。
「考え続ける」「行動し続ける」を実践している人が
いるんだなあと。
「美しさとは何か?」
問い続けて創り続けている人っているんだなあと。
なんというか、圧倒的な敗北でした。
俺はまだまだ何もやってないなあと。
一番印象に残ったのは
やっぱり都築さんの「同じ星を見よう」かな。
「あの星に行くには、どうしたらいいんだろう?」
そんな問いを共有できる仲間と、「何か」を創り続けていきたい。
並河さんと「Commnication Shift」
日下さんと「女川ポスター展全集」
イベント様子