2015年12月09日
自分をストーリーブランディングする
「あなたの「弱み」を売りなさい。~戦わずに売る新しいブランド戦略」(川上徹也 ディスカバー携書)
ツルハシブックス店員サムライ必読の1冊。
「ブランド」とは何か?
熱く問いかけられる1冊。
そして小さな会社でもブランドは創ることができる
ということを確信できる1冊。
昨日のブログの
「豊かさとは何か?」
という問いをブランディングしていくのにどうしたらいいか?
この本を読んで一緒に考えようよ、サムライのみんな。
物語部分の
「星が丘のチンパンジー」が
シビれます。
小さな食堂のオーナーが
「誰のために料理をつくるのか?」
そして
「その店でどんな気持ちになってほしいのか?」
をできることを考え、実行していくこと。
そこに「ブランド」が誕生するのだと。
少しだけエッセンスも入れておきます。
「お客さんとラブストーリーを築くための5つの方法」
1 人を売る
商品そのものではなく、その商品に関わる人にスポットを当てます。
コメタクで言えば、飯塚商店の米ではなくて、飯塚さんや
コメタクのメンバーそのものにスポットを当てる。
2 志や地域貢献を売る
同じ商品やサービスであれば、多くの人は共感を感じる志があるほうを買いたくなります。
ツルハシブックスで言えば、
中学生高校生に第3の場所、第3の大人との出会いを生み出す、
というミッションを大人に向けて発信する。
3 店を学校にする
学校には「学ぶ」「集う」「体験する」という3つの要素があります。
ハックツで言えば、
どうやって中高生を呼べるのか?という学びがあり、
共感できる仲間との「集う」、があり、中高生も店番を体験できる。
4 問題解決を売る
お客さんが抱えている問題を、
その店なりの手法で解決してくれる店はなくてはならない存在になります。
コメタクで言えば、
ひとり暮らしの女子のていねいな暮らしを支援したり、
冷え性を解消したりする食事方法とかを学ぶ、などいろいろな課題解決がある。
5 期待値の1%超え
人は買う時に「だいたいこんなものかな」という期待値を設定します。
大手チェーンはその期待値どおりであればそれで十分です。
小さな店がリピーターを獲得するには、期待値を上回った時です。
ここでポイントが「本筋の商品やサービスではない些細なことのほうが期待値を上回りやすい」
というのと「期待値は上回りすぎてはいけない」ということです。
なるほど。
ツルハシブックスは、どんな期待値超えができるだろうか?
小さなお菓子をもらうことだろうか。
麦茶を出してもらえることだろうか。
話を聞いてくれることだろうか。
一緒に考えたい。
店員サムライのみんな、
巻末にある「ストーリーブランディング」
ワークシートを一緒にやってみよう。
大学生は、個人としてやってみても、
(実際この本の冒頭と巻末は女子大学生のエピソードになってます)
自分の人生を考える上で非常に有意義だと思います。
就活で自己分析する前に、
自分自身をストーリーブランディングしてみませんか?