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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年12月23日

「世間」とコミュニケーションする

10代、20代が
(いや、新しいものを生み出したいと思っているすべての人が)
ぶち当たるひとつの壁がある。

言語化の壁だ。

いますでにある仕事や、
すでにあるプロジェクトではない、新しいプロジェクトを
生み出すとき、それを言語化するのは難しい。

あるいはその価値を伝えるのも
また難しい。

「世間」とコミュニケーションする。

ここにひとつの壁がある。

たとえば、自分の親に、
自分のやりたいことを伝える場合。
特に就職とか、人生に直結しているようなとき。
それはさらに困難になる。

練馬で活動している
「暗やみ本屋ハックツ」も同じだ。

わかりにくいプロジェクトの場合、
(古本を寄贈してもらって売るだけなので単純なのだが)
背景や目的を明確に伝えないと、
宗教なのか?営利目的の何かの入り口なのか?
といろいろと心配されてしまう。

そのときの世間とのコミュニケーションの取り方。
実績と権威がいちばんなのだろうと思う。

なので、暗やみ本屋ハックツができた
背景を「世間」向きに文章化してみることにする。
(ハックツメンバーからの依頼による)

暗やみ本屋ハックツは、
新潟市のNPO法人ツルハシブックスの
10代向けのプロジェクトとして、2015年に活動開始。

地域の方から寄贈してもらった本を、
1冊100円で10代(おもに中学生・高校生)に売る古本屋の運営することにより、
それをきっかけに地域の人たちやスタッフである20代との接点をつくり、
地域活動のきっかけを生み出す新しいタイプのライブラリー活動。

☆NPO法人ツルハシブックス(代表理事 西田卓司)☆

新潟県西蒲原郡巻町(現新潟市西蒲区)で2002年に設立。(所轄庁:新潟県)
代表理事である西田が不登校の中学3年生の家庭教師をしたことによって、
地域の大人と若者の接点をつくりたいと発足。

地域の大人と子どもの遊び場づくり、中越地震・中越沖地震のボランティア、
大学生向けの地域企業でのインターンシッププログラム事業などを経て、
2011年に新潟市西区内野町にツルハシブックスを開店。

同年7月に地域の人から寄贈してもらった本を29歳以下しか入れない地下室で売る
「地下古本コーナーHAKKUTSU」をスタート。
現在までに延べ1,000冊以上の本が「発掘」されている。

「ツルハシブックス」メディア実績(2015年12月現在)

テレビ(新しい順)
・Tenyテレビ新潟「新潟一番 のぞき見」(2015.12.10放送)
・NHK総合「ドキュメント20min」(2014.8.21放送)
・TBSテレビ「いっぷく」(2014.7.31放送)
・NHK新潟「キラッと新潟」(2014.5.23放送)

新聞(新しい順)
・中日新聞(2014.12.02)
・毎日新聞(2014.5.1、2012.2.28、2012.1.07、2011.11.02)
・朝日新聞(2014.3.29、2013.8.6、2011.10.21)
・新潟日報(2014.3.21、2014.1.12、2013.7.4、2011.10.13)
・日本経済新聞(2013.8.27)
・東京新聞(2013.2.20)


雑誌(新しい順)
・ソトコト2014年2月号
・ダヴィンチ2013年8月号

~~~とこんな感じかな。

「実績」と「権威」(があるとされている新聞・テレビ・雑誌などのメディア実績)
によって、信頼性をアップする作戦です。

「世間」とコミュニケーションする。
それには、「世間」の言語に合わせなければならない。
そういう視点って、
世の中をイノベートしようと思ったらすごく大切なんだろうなと思います。
きっといま、僕はそういう段階にきているのだな、と思います。

さっき、ふと思いついたのだけど、

10代には図書館(ライブラリー)を、
20代には本屋を。

きっとそういうことをやりたいのだなと。
しかもそれは単に借りたり、買ったりするだけでなく、
参加できる図書館、参加できる本屋を。

ハックツとは、図書館の一種だと思っている。
暗闇の中で本を選び、100円で買うからこそ、本を読む意欲がわくのだと思う。

そして、ツルハシブックスとは、
図書館と本屋の融合なのではないか、と。思う。

そういう意味では、
僕のミッションは、

本を借りてもらう、ことや
本を買ってもらう、ことではなく、

10代には「図書館」を売り、
20代には「本屋」を売る。

ということなのではないか。

それは当然金銭で買うのではなく、
時間で買うのだけれど。
そこに「学び」と「共感できる仲間」がある。

そこに価値があると、
思える人たちの集まりが、
ツルハシブックスやハックツを運営しているのだと思う。

以下、ツルハシブックス全国デビューのきっかけとなった
2013年2月20日の東京新聞夕刊。


  

Posted by ニシダタクジ at 07:28Comments(0)日記