プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年01月15日

「ダサかっこいい」日常に「とりあえずやってみる」が生まれる

「おしゃれ」か「ダサかっこいい」か。
あるいは「ダサかわいい」か。

コメタクやツルハシブックスの
アイデンティティはそこにあるのかもしれない。

コメタク風に言えば、
「好き」と「隙」。

決して「おしゃれ」ではない。
「おしゃれ」方向に行きたいのであれば、
ふさわしい街がある。

新潟でいえば、上古町。
今は沼垂テラス、あたりか。
やっぱり新潟市の中央区のほうがおしゃれ感ある。
全国でいえば、表参道とか代官山とか。

「静かなる革命へのブループリント」
でのチームラボ・猪子さんの言葉

「実験的な試みをしている人たちは、
お金を稼げるか稼げないかの瀬戸際にいるわけで、
都心と郊外のエッジに集まるという構造が見てとれます。」

という
渋谷から代官山、中目黒、そして三軒茶屋と
面白い人たちが推移していったことを語る。

そういう意味では、
「内野」って面白いまちだなあと思う。
新潟市民からしても田舎だ。

そこには、「ダサかっこいい」と「ダサかわいい」
が存在している。

そしてツルハシブックスとコメタクも
まさにそういう存在。
イロハニ堂も洗練されたおしゃれというより、
アットホームな感じ。

そのメリットは何か。
1つ1つにクオリティやブランドを求めなくてもいい。
ということ。

たとえば、中学生がやる屋台に、
いちいち、プロのお菓子屋がレクチャーして、
すごいクオリティの高いものをつくって、
3,400円とかで売るのではなくて、

100円でいいから、自分のつくったクッキーを売ってみる
ということ。
そう、やってみなよ、って言える。

そういう意味ではツルハシのサムライたちだって
みんな本屋としては素人の集まりなのだから、
「自分たちもやってるから、君もやってみなよ」って
気軽に言えるところではないか。

つまり、
チャレンジが生まれる。

いやチャレンジという大げさなものではなくて、
「とりあえずやってみる」が生まれる。

そんな「日常」をつくっていく。
それが、価値なのではないか。

「おしゃれ」という洗練されたものとは違い、
「ダサかっこいい」からこそ対話が生まれ、
ともに創っていくことができる。

つくりたいのは、
最先端の流行ではなくて、
地を這うような日常の暮らしの豊かさ。

お客は、流行に敏感な20代女子ではなく、

「流行?へ~、いまこれ流行っているんだ?」
といってしまうくらいの地域のおばあちゃんだったり、
子どもたちだったりに囲まれたい、
中学生高校生大学生、そして20代社会人。

ダサかっこいい場だからこそ、
安心空間が生まれ、対話が起こり、そこから「とりあえずやってみる」
が始まっていく。

僕たちは、これから何を、つくっていくのだろう
という箭内道彦さんの問い。

いまなら、少しだけ答えられる。

流行じゃなく、文化を。
おしゃれではなく、暮らしを、日常を。

そんなことを創っていきたい。



九州のみなさん。
日本の宝を新潟でしばらくお預かりしています。
ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 06:43Comments(0)学び