プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年01月21日

港町のような本屋

ツルハシブックスとは何か?
なぜ、若者が集うのか。
店員サムライが19人も集まるのか。
なぜ、本屋なのか。
何を目指しているのか?

言語化しなければならない。
僕の役割はそこにある。

平成の松下村塾。
(ホントは野山獄だけど。)

平成の野山獄。
獄のような世の中に学びあいという希望の灯を灯す。
これちょっと熱すぎるかな。

ツルハシブックスオープン当初、
2Fにはカフェがあった。

カフェCopoCopo。
Collaboration Port
の略称だ。
人とまち、人と人がコラボレーションする港。

「港」
ドラクエ世代だった僕の感性も手伝って、
お店のコンセプトとなった。

そしていま。
ふたたび「港」に戻っていくような気がする。

今度は、
ヘリポートを備えた港だ。

「日常」を飛び出て、
小さなボートで、「問い」の大海原へと漕ぎ出す人。

あるいは、
ヘリコプターに乗って、もっと広い視野で世の中を俯瞰してみる人

もしくは、
小さな、あるいは大きな非日常の旅を終えて、
再び現実社会という陸地に、歩みを進める人。

その港町には安らげるカフェがあり、
つかの間の休息をとることができる。

また、ドラクエでいう「ルイーダの酒場」のように、
旅を共にする仲間に出会うことができる。

ツルハシブックスとは、
きっとそういう「港」のような場所なのだろう。

多くの大学生が抱えている漠然とした不安。
その多くは将来不安であると思う。

「将来不安」の要因は、
・未来がどこに進むかわからない。(未来不安)
・自分に力があるのかわからない。(自信不安)
・何を大切にしたらよいかわからない。(価値観不安)
のようなものであるのだろう。

親世代からは、
「安定していることが大事だ」
という価値観を伝えられている。

しかしそれは
「未来がどこに進むかわかっている」時代の
価値観であると僕は思う。

未来がある程度予測できる時代において、
安定していることはすごく大切だ。

しかし。
その時代こそが「特殊な時代」だったと言えるだろう。

未来が予測可能であった。
それは、
・製造業が産業の中心であり、計画的に生産できた
・人口が増え続け、購買する人たちが国内にいた
・会社はシステムとして、終身雇用・年功序列をつくりあげた。
この前提のもとにのみ、未来は(といっても4,50年の話だが)予測可能になる。

幸運にも、(いや不幸にも、と言ったほうがいいか)
大学生の親世代は、その時代しか生きていない。
だからそれが「常識」となっている。

しかし。
以上3つの前提は明らかに崩れ落ちている。
だからこそ、大学生たちは3つの不安を抱えているのだ。

「将来不安」を解消する方法、
いや、解消することは不可能であるから、
「将来不安」と付き合っていく方法として、
僕が考えるのは、

「やってみる」
そして
「ふりかえる」
そして「先人に学ぶ」
これ以外にないと思う。

とりあえずやってみる。そして振り返る。
この繰り返しの中で、スキルと感性を磨き、
自分は何を大切にしていくのか、つまり価値観を磨いていく。
先人に学ぶことで、世界観と歴史観を培っていく。

未来を予測することはできない。
パソコンの父、アラン・ケイが言ったように、
「未来を予測する最良の方法は、自ら未来を発明することだ」
とそんな時代を生きている。

いや、今が特別なのではなく、
いつも、そんな時代を生きてきたのだ。
人類の歴史上、そんな時代ばっかりだったのだ。

「やってみる」そして「ふりかえる」のためにできること。

それは、人に会うことであり、本を読むことであり、旅に出ることだと思う。
その入り口をツルハシブックスは作っているのではないか。

ツルハシブックスが本屋である理由。

それは、
本がヒントやきっかけを与えてくれるからであり、
本が人をつなぐからであり、
「本屋」という空間が居場所として魅力的であるからである。

そんな港町のような本屋を、つくっていくプロセス。
つくり続けていくプロセスこそが、
実は店員サムライたちにとって、最高の学びの場であり、
共感できる仲間との共演の場であるのではないか。

だからこそ、
ツルハシブックスには人が集い、
店員たちが輝いているのではないだろうか。

そんな港町のような本屋をこれからもつくっていこう。
  

Posted by ニシダタクジ at 07:36Comments(0)思い