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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年02月01日

ボランティアとインターンのあいだ

常陸太田市里美でのプロジェクト実習報告会でした。

~~~以下メモ

・就職力⇒就業力:「根力」社会人基礎力をベースに独自の定義
・「精製型」:目的が明確・「化学反応型」:多様性追求のプロジェクト
・多様性:複数学部・学年・他大学・高校生

・事前学習で目的を明確にする

・表舞台から裏方まで、さまざまな役割分担があって、
それぞれが力を出し切ってはじめてひとつのプロジェクトになる
(泉町商店街振興組合宮本さんからのメール)

・先進地実地研修(自らが学ぶ・仲間に還元):山形県金山町
・フィールドワーク共生の森もがみ⇒チーム道草(サークル)

・里川かぼちゃを300円⇒1500円にしよう
・里美だけが目立つことしよう。

~~~ここまでメモ

水戸農業高校からの発表もあり、
(農業科のかぼちゃ栽培実験は面白かった)
後半は料理を食べながらスピーチを聞くという流れ。

ブランド牛「里美牛」の生産者や
「里川かぼちゃ」の普及を頑張る方
グリーンツーリズムに15年間取り組んでいる方々
など、たくさんの人がかかわって、この授業ができている。

おそらく。
大学が行う「プロジェクト」の価値というのは、
ボランティアとインターンの「あいだ」に
存在するのではないか?

ボランティアを行いたければ、
ボランティアセンターに行けばいいし、
インターンは企業の主導で多くのものが開催されている。

そのあいだ。
何が違うのか。

おそらくは
絶妙な「当事者意識」の向上プロセスと
地域・あるいは企業における「誇り」と「地域(会社)愛」を感じる環境
ではないかと思う。

そしてそれが就職の際にもっとも必要とされている「主体性」
につながっていくのではないか。

30日の干し芋フェスを実行した
学生地域参画プロジェクトも、
今回のプロジェクト実習での取り組みも、

絶妙な当事者意識の向上プロセス
・最初は巻き込まれるように授業に参加した
・いつのまにか当事者意識が芽生え、主体的に行動するようになる

そして地域や企業における「誇り」と「愛」を感じる環境
・地域・企業における主体性を持った大人たちに出会う
・「誇り」「愛」に触れることで共感し、当事者意識が向上し、活動的になる。

そして、何よりも重要であると思うのが、
3つ目の「若いだけで価値がある」という実感
ではないだろうか。

まちを歩いているだけで、声をかけられる。
たくさんの大人がよくしてくれる。

特に高齢者の多い地域に行くと、
若者は「若者」だというだけで、重宝される。

新潟の粟島でプログラムをつくったときに、
一番感じたのはそこだ。

そしてそれが、大学生自身にとって、
大きく影響する。

それは、主体性以前の問題である、自己肯定感(≒自信)だ。

自分は若いだけで価値がある。
言葉で言われなくても、里美に行けば
実感としてそれが得られる。
それが大きいのではないか。
里美地区をフィールドにする最大の価値はそこにあると思う。

ボランティアとインターンのあいだ。
そこにプロジェクトやプログラムをつくっていくこと。

そこに地域×大学生のヒントがあると強く思った。  

Posted by ニシダタクジ at 06:37Comments(0)学び