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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年04月16日

アートとは「問い」を灯すことで、仕事とは「手紙」を届けること

茅ヶ崎市美術館。
「あなたが未来に託す想い」展

あまりに素晴らしくて、
また感じたくて、茅ヶ崎にふたたび。

企画者の熊澤さん、
美術館の藤川さんにもまた会えた。

http://www.kanaloco.jp/article/166139

昨日の神奈川新聞にも掲載されていた。
これで朝日、読売、神奈川新聞と続いた。
すごい企画になった。

今回は、
図書館ではなく、美術館で「展示」するところが
大きかった。

美術館は、観るところであり、感じるところだからだ。

図書館は、本を借りるところだから、
展示だけでは機能を果たさない。
「この本を借りたいのだけど?」
と言われてしまう。

熊澤さんの言葉が胸に刺さった。
いろんな仕事の人をただ集めたわけじゃない。

この人は、という人を、
自分の蝋燭を燃やし続けている人。
次世代に何かを紡いでいる人。
そんな気になる10人をまずは思い浮かべた。

熊澤さんは実験をしていた。
それは、「大切な本を手放す」から
始まるギフトエコノミーが可能か?
というもの。

大切な本を手放した人ほど、
想いも強く、また自分の中での気づきも
大きくなるのだという。

熊澤さんの言葉をここでお借りする。

「今回、本当に僕からの意図が伝わった方は、
本当に大切な1冊しかない本(買えない)を手放してくれています。
しかし、そういった方に限って、僕が預かる際にお礼を言われました。

「自分の本当に大切にしていた気持ち、その時の情熱が蘇ってきた」
「いい機会をありがとう」と。
手放したようで、得ているのです。
実は本を手放す側も貴重なワークを体験してるのです。」

そう。
茅ヶ崎市美術館の「未来に託す想い」展は、
本を提供する大人たちにとっても、
大いなる「問い」だった。

その問いに向き合うことで、
提供者自身の人生が再び輝いていく。

そして、同時に「手紙」だった。

未来に託す想い展の来場者アンケートに
寄せられる言葉がとっても素敵だった。

「茅ヶ崎というまちを思う気持ちが伝わってきた。」
そんな感想もあった。

「未来に託す想い」を、たった1冊の本にメッセージをつけて贈る。

57人の思い。
57冊の本。

暗やみ本屋ハックツをスタートして、
すべての仕事は本質的に「手紙」だと思った。
手紙が届いたときに、「売上」が生まれるのだと思った。

今回のアンケートは
その手紙に対する返信のようなものだ。

「未来に託す想い」展は、
ハックツを「問い」と「手紙」
というアートに変えた。

アートとは、「問い」を灯すことで
仕事とは、「手紙」を届けること。

そんな原点を思い出した茅ヶ崎市美術館の展示となった。

熊澤さん、藤川さん、素敵な「アート」と「仕事」を
ご一緒できてうれしいです。
ありがとうございます。

展示は明日17日まで。

【あなたが未来に託す想い展】
会期:2016年4月10日~17日(11日は休館)
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料:無料
場所:茅ヶ崎市美術館エントランスホール
主催:RIVENDEL、NPO法人ツルハシブックス、公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協力:NOMADIC CAFE、Okeba

http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/2016-0410-0417-omoiten/























  

Posted by ニシダタクジ at 06:43Comments(0)日記