2016年08月05日
「偶然」という問い
旅する図書館@6次元
に行ってきました。
本当はここで、「小さな本屋 こっそりー」を
お披露目するはずだったのですが間に合わず。
2009年8月にホスピタルクラウンだけで始めた本屋さん
のときの小さなトランクを持っていきました。
(2009年8月18日オープンのトランク本屋「本屋には新しい人生が転がっている」)
旅する図書館のコンセプトは
明日を待ち遠しく思う人を増やす。
・芸術家の支援
・経験の交換
・よそ見の促進
をテーマに、入ってときのあなたと出ていくときのあなたは全然別の生き物
になっているのような「場」をつくるということ。
素敵です。
そんな場を作ろうとした2人の原点である本が
「人が集まるつなぎ場のつくり方」(ナカムラクニオ 阪急コミュニケーションズ)
僕もこの本はすごく感銘を受けて、
すぐに6次元に遊びに行ったという共通点がありました。
~~~特にココ
場づくりにおいて大切なことは
「もしかして次に来た時には、
もうここはないんじゃないか」と感じさせるような
「一期一会の空間」をつくることだと思っています。
それこそが、どこでも買えない価値のあることなんだと、
みんなすでに気が付いているのではないでしょうか?
~~~ココまで
ツルハシブックスは4日、閉店を発表しました。
ツルハシブックスが1枚の絵だとすれば、
そのタイトルは、「偶然」だろうと思います。
「偶然」、そしてナカムラさんや旅する図書館の言う「一期一会」。
きっとそんな場をつくってきたし、
これからも作っていきたいと思っています。
「偶然」は「必然」で、「一期一会」で
そして「手紙」なのかもしれないな、
本屋という仕事は。
そして
「偶然」をいつの間にか目指してきたのは、
自然農から学んだ、
日々、自分が問われ、
自分を全うするということ。
そして何より、
キャリアデザイン的な目的達成型思考へ対する
問い、なのかもしれないな、と。
ツルハシブックスとは、「偶然」という問い。
旅する図書館はこれから週1回の固定した場を
設けていくということですが、
ツルハシブックスは逆に旅する本屋にふたたび戻る。
中高生や大学生に「偶然」を届けるために。
とっても素敵な空間でした。
6次元のライティングもすごくよかった。
ツルハシブックスもあそこでイベントやりたいなあと思いました。