プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年08月12日

「お客」を「共演者」にする

EDO WONDERLAND
それは「日光江戸村」のショルダーネーム。


いや、これはバイトしたいな、と。

スターバックスやディズニーランドも
いいのだろうけど、

僕が人事担当だったら、
「日光江戸村で2年間バイトしてました」
「はい、採用」

だな。
そんくらい面白かったというか。
新しい時代の息吹を感じた。

ツルハシブックスもこんな風になったらいいなあと。
ライバルはエドワンダーランド。

楽しそうなんだよ、そこにいる人が。

で、衣装を借りたら、
自分もその登場人物のひとりになれる。

「お客をつくらない」
っていうのは、これからの「場」の
キーワードになっていくと思う。

そういう意味では、
ゲストハウスにも、「ゲスト」はいなくて、
そこには「共演者」がいるだけなのかもしれない。

ツルハシブックスとゲストハウスが
似ているのもおそらくはそこ。

「お客」をつくらない。

「お客」だと思った瞬間に、
人はサービスの受け手となる。
すると、サービス提供側への期待が高まる。

その期待を圧倒的に上回る
サービスが「付加価値」とされてきた。

リッツカールトンや
ディズニーランドのような「伝説」だ。

しかし、前提として、
「お客をつくらない」と決めること。

日光江戸村は、ビジネスでありながら
それが見事に体現されている空間となっている。

自らも「参加」できるし、
演じている人たちも客席を積極的に巻き込む。

たしかに、お金を払っているのだけど、
サービスの受け手だけをするのではなく、
周りの人にとっては、何らかのサービスを提供する側になっている。
(衣装を借りて着替えるというのはそういうことだ)

EDO WONDERLANDという「場」の構成員のひとり
となっているということ。

そして何より、
従業員のみんなが楽しそうだった。

芝居にしても、上手で「魅せる」というより
一緒に楽しい時間を過ごす、という風に設計されていて、
最後におひねりを投げるところまできっちり説明する。

まず自分が楽しむこと。
そして目の前の人を「共演者」に換えていくこと。

ツルハシブックスのライバル。
それは、「EDO WONDERLAND 日光江戸村」
かもしれません。

あんな本屋があったら、日本の日常はもっと楽しくなるなと。  

Posted by ニシダタクジ at 10:17Comments(0)日記