プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年09月16日

ラスト・サムライ

PBL2日目。
最初と最後
スタッフ打ち合わせと振り返りやったほうがいいな、と。

まずは市内巡見から。
大型ショッピングセンターの視察。
平日なので人は少なく、降りる必要は特になかった。

子育て応援施設+起業支援
を行っている場所へ。
ここでは、なかなか面白い気づきが。

他地域から嫁に来た奥さんが
結婚・出産後の孤独をなんとかするために
開所された子育てサロン。

そこに集まってくる人たちが
起業というか個人事業主になっていくのを
支援するというもの。

「ノマド」ってもしかしたら
子育て中でも働きたいお母さんの
ための言葉なのかもしれない。

実家に帰っていても、
夜中に子どもに起こされて、
眠れなくなった夜でも、
PCとネット環境さえあれば、仕事ができる。
そんな人のための「ノマド」なのかもしれない、と。

「子育て」がコミュニケーション・ツールとなって、
人と人をつなぎ、仕事が生まれる。
そんな場所に可能性を感じた。

次に行ったのが、
40年前の新興住宅地、
つまり、すっかり高齢化してしまったまちにある
ひとつのお店。

40年前のニュータウンに高齢者だけが取り残され、
最後のスーパーだった生協店舗が閉店することになった。

平成17年、いまから11年前の話だ。
閉店説明会で、住民たちは言った。

「ここがなくなったら生きていけない。」
「どこで食べる物を買えばいいんだ」

まだ、「買い物難民」という言葉が一般的でなかった時代。
500m先の国道沿いにはスーパーもあるのだが、
そこまで歩いて、帰りに荷物を持って帰ってくるのはしんどい。
「買い物難民」が歩くのは500m(往復)が限界だという。

そこで立ち上がったのがいまの理事長だった。
まずは、週に1度の市を開催。
1年半後にお店を復活させる。

コンセプトは
1 「食」を大切にする。
2 ふれあい生きがい支えあい
3 地域産業支援
だ。

これは住民アンケートで、
「とにかく食べるものを売ってほしい」というのと
「ともだちといける場所がほしい」というのと
「ともだちがほしい」

が多かったところからきているのだそうだ。

現在は手作り惣菜を含む食品の販売、
レンタルボックスなどの運営、
介護予防教室や健康麻雀などの定期的な活動、
市民交流市のようなイベント、
伝統行事(もちつき、節分)などを行っている。
また、災害時などへの備えも行っている。

この話を後ろで聞いて、熱くなっていた。

「ラスト・サムライ」
の渡辺謙を思い出していた。

まちが寂れ、若者がいなくなった。
そしてスーパーがいなくなった。
そんななかで立ち上がったサムライたち。

サムライたちはそこに、
スーパーを超える、コンビニを凌ぐ「何か」
をつくりあげた。

「ザ・ラスト・コンビニ」
ともいうべき風景が広がっていた。

スタッフであるお年寄りたちは有償ボランティア。
時給換算すると240円程度だという。
でも、みんなが生き生きと輝いていた。

「価値」とは何か?
問いかけられた。
とそんな盛りだくさんな午前中。

個人振り返りだけだったので、ちょっと消化不良か。
グループシェアができる時間がほしかった。
最初の15分の散策が不要か。
あと地図を渡しておくほうがいいね。

あとはバスの配置も
グループごとにして、口頭ベースでも振り返ったほうがよかったかな。

そして午後。
まちづくりのプレイヤーたちへのインタビュー

こちらは、
・司会を学生がやって、趣旨説明をする。
・15分話を聞き、15分はインタビューだと伝える

前日のインタビューシートが
あまり役に立っていなかったように見える
⇒前日のワーク時間は多くは不要かも

その後、個人振り返り(ワークシート記入)
そしてワークショップへ。

1 1対1インタビューで付箋に出す
2 付箋の発表
3 付箋を眺める(無言⇒対話)

・付箋の発表をしながら出していったほうがよかった。
・感性の発動をもっと大事にするような雰囲気づくり
・重要度が高そうな(心動かされた)付箋から出していく

そして、この中から「キラリと光る付箋」を見つけ、
そこから次のワークへ。

1 真ん中に「キラリ付箋」を貼る
2 そこから他の付箋を関連付けていく
3 関連付けた付箋を「原因」「結果」などで線でつなぐ

・付箋を全部生かそうとすると混乱してくる。
⇒周りに置いておく(捨てる)勇気
・真ん中に置いたのが具体的でない抽象的な
「まちに集まる人を増やす」などだと、議論が堂々巡りする。
・付箋の貼り方なども放射状にするなどの工夫が可能

具体的なお客像を軸として
つかんだグループは、話が進んでいたが、
そこが明確ではないグループはいつまでも
議論がぐるぐるしていた。

さあ、3日目。
ここからどうプランに持っていくか。  

Posted by ニシダタクジ at 06:55Comments(0)学び