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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年01月05日

「場」と「コミュニティ」のあいだ

必要なのは、「場」であって、
「コミュニティ」や「居場所」ではない。
プラットフォームとは、
「場」であって、「居場所」ではない。

まあ、日本語のニュアンスは難しいのだけども。

その「場」とは、
相互に作用する「学びの場」で
あるのではないか。

そこには少しばかりの緊張感があり、
少しばかりの安心感もある。

緊張感があるとすれば、
「自分が変わるかもしれない」という変化への恐怖かもしれないし、
安心感があるとすれば、
それは同じ学びをする「同志」としての感覚なのかもしれない。

一方で、人が「コミュニティ」を欲してしまうのに、無理はない。

人は、生き延びるために「コミュニティ」を
必要としてきた。

農村社会
職人や商人たちの組合
あるいは企業社会

そのコミュニティに属していることが
「生き延びる」ために必要だった。

しかし。
いまは、その前提は崩されている。

一部大企業や官公庁・自治体に属さない限り、
「コミュニティ」は生活を保証してくれない。

しかし。
人は「コミュニティ」を求める。

「場」が「コミュニティ」になってしまうことがある。

常連さんのついた居酒屋や喫茶店。
入り口を開けた時の「ギラッ」とにらまれる感じ。
なんとも言えず居心地が悪い。

ツルハシブックスもそのような状況に陥りつつあったのではないか。

僕にとって、価値があるのは、「機会提供」だ。
そこにたくさんの人が来て、本や人との出会いを
提供したいから本屋というスタイルにつながった。

それが「コミュニティ」を形成し、「居場所」利用が
進んでしまうと、そのような「機会提供」機能が損なわれる。

それには、
「アイデンティティ」という課題が存在するのだろうと思う。

私が私である意味。
私は何者なのか?という問いに答えられない不安。

それが、「コミュニティ」に属することで、
少し解消されるのだと思う。
マズローの欲求五段階説のような。

問題は
「場」と「コミュニティ」が両立しないことだ。

「場」は絶えず、「新しい風」を必要としている。
「コミュニティ」は世界をウチとソトに分け、
新しい人はソト側になってしまう。

これを「ゲストハウス」は性質上、
うまいこと仕組化しているのだろうと思う。

「場」と「コミュニティ」のあいだ。

おそらくはそこに「場」をつくっていくことだろうと思う。
具体的には「市場」のような空間なのかもしれない。

新しい人が入ってきて、
古い人も、ゆるやかにつながり、
それぞれの人が自分の「店=見世」を
やったりやらなかったりするような空間。

そんな空間をつくっていけたらいいなと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 08:07Comments(0)日記