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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年08月07日

「はたらくこと」への違和感

「就活」への違和感。

一定数の大学生が思っていること。
最近、なんとなくその正体が見えてきている気がする。

就活は「個人戦」である。
ひとりひとりが自己分析し、
自分は「ひとりで」何ができるか?
と問われる。

しかし、実際に、自営業ではなく、
「就職」という道を選ぶのであれば、
実際の仕事は「チーム戦」であることが
多いだろう。

この「個人戦」であるという感覚が、
リーダー志向以外の大学生の
自信を失わせていると思う。

そしてもうひとつ。
「就職」への違和感。

実際に就職してみると、
高度に発達した企業社会において、
社員「ひとり」は交換可能でなければならない。
同様にお客「ひとり」も交換可能でなければならない。

その「ひとり」がいなくなったからといって、
会社が無くなるわけにはいかないから。

言ってみれば、
人が「数値化」される時代を長いこと生きてきた。

20代の働く女性の
支持率ナンバーワン、みたいな、
そんなマーケティングがされてきた。

「チーム」や「ひとり」から「ひとり」への手紙、贈り物。
それが本来の仕事だったのではないだろうか。

何を買うか?
よりも
誰から買うか?
が大切だったのではないか。

「就活」、「就職」の違和感はそこにあるのではないか。

仕事は「個人戦」ではなく「チーム戦」で、
お客こそが「数字」ではなく、「ひとり」なのではないか。

「1冊の本が人生を変える。
本屋には新しい人生が転がっている。」

これは、僕が2009年に立ち上げたトランク本屋さんの
コピーであるが、
お客は「ひとり」、なんだよね。

そこにどう届けるか?
それをひとりでやるか、チームでやるか。

チームでやるほうが届けられるのなら、会社に就職する。
そういうことなんだろうなと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)就職