2018年06月20日
「本を届ける」ということ
福岡・津屋崎を目指して西へ向かっています。
今朝は隠岐・海士町でむかえています。
七類港から「フェリーくにが」に乗ります。
約3時間の旅を終えると、隠岐・海士町です。
海士町といえば、「ないものはない」です。
今回僕を誘ってくれたのは浅井さんです。
夜は自ら魚をさばいて、お寿司を握ってくれました!
「めぐりの環」のまかないランチを食べ、阿部さんに再会。
学習センターにもお邪魔しました。
澤さん、ありがとうございます。
「予測不可能性」について少しばかりお話しました。
島前高校の高校生がたくさん勉強してました。
今回、一番ビックリしたのは、海士町中央図書館。
休館日に入れてもらいました。
カフェコーナーが充実!
50円~100円でなんでも飲めます!
そしてカウンター席!
こんな感じです。
超素敵ブックカフェ(しかも図書館)が海士町にありました。
司書の磯谷さんに話を聞いていると、
とってもワクワクしました。
カウンターの横には、
「もう1冊いかがですか?」コーナーがあり、
最近気になる出来事に関連した本が並んでいます。
本のセレクトもめちゃめちゃ素敵で、
いままさに素敵本屋さんに新刊で並んでいるような
本が、未貸出しのままで(笑)、すぐに読めるなんて!
なんていうか。
僕、この隣に本屋だしたいなと思いました。
こんなに本が買いたくなった図書館は初めてです。
「本を届ける」っていうこと。
そんなことをあらためて考えさせられた。
6月15日。
今回の旅の初日に、
富山県射水市の小杉駅の近くにある
「ひらすま書房」にお邪魔しました。
旧郵便局をそのまま使った店舗にシビれました。
僕もお店をやるなら、郵便局跡にやろうと思いました。
6月18日。
本屋の聖地、鳥取市・定有堂書店。
奈良さんにお会いして、お話を聞くことができました。
「これからは音楽を選ぶように、本を選ぶようになる。」
と思いました。
というか、小さい書店の価値は、
「音楽を聴いているかのように棚を見て、レコードを買うかのように、本を手に取る」
ということなのだろうと、実感しました。
本屋も、図書館も、そのミッションは、
「本を届ける」ということです。
定有堂書店の奈良さんは元郵便局員で、
こんな話を聞かせてくれました。
郵便事業っていうのは、運送業ではなくて
逓送業なんだって。
てい‐そう【逓送】とは、
[名](スル)
1 通信や荷物などを人の手から手へ順送りにすること。順送り。「物資を逓送する」
2 宿場などを次々に経由して送ること。
3 郵送すること。
「終に書を―するの意なし」〈織田訳・花柳春話〉
という意味なのだ、と。
つまり、「手紙をつないでいく、リレーする」
ということ。
それって本に似ているって思った。
僕がサンクチュアリ出版の営業をしているとき。
初めて編集会議に出て、編集のヨウヘイが
このフォントにした理由を説明していたとき、
電流が走るような衝撃があった。
駅伝なんだ!って思った。
本は思いを
著者から編集者へ
編集者から営業へ
営業から書店員へ
書店員から読者へ
リレーしていく。
営業とはその第3走者を走ることなのだ、と。
「本を届ける」ということ。
それはとっても素敵な仕事だなあと
あらためて強く思った。
そして、海士町中央図書館のような空間づくりが
「本を届ける」ということに、大きく影響するのだなあと。
全身で、五感を発動させて、
空間を味わいながら、本を手にとる。
そんなことが生まれる場。
そんな場を、僕もつくりたいと強く思った。
「本を届ける」場、僕もつくります。
ありがとうございました。
今朝は隠岐・海士町でむかえています。
七類港から「フェリーくにが」に乗ります。
約3時間の旅を終えると、隠岐・海士町です。
海士町といえば、「ないものはない」です。
今回僕を誘ってくれたのは浅井さんです。
夜は自ら魚をさばいて、お寿司を握ってくれました!
「めぐりの環」のまかないランチを食べ、阿部さんに再会。
学習センターにもお邪魔しました。
澤さん、ありがとうございます。
「予測不可能性」について少しばかりお話しました。
島前高校の高校生がたくさん勉強してました。
今回、一番ビックリしたのは、海士町中央図書館。
休館日に入れてもらいました。
カフェコーナーが充実!
50円~100円でなんでも飲めます!
そしてカウンター席!
こんな感じです。
超素敵ブックカフェ(しかも図書館)が海士町にありました。
司書の磯谷さんに話を聞いていると、
とってもワクワクしました。
カウンターの横には、
「もう1冊いかがですか?」コーナーがあり、
最近気になる出来事に関連した本が並んでいます。
本のセレクトもめちゃめちゃ素敵で、
いままさに素敵本屋さんに新刊で並んでいるような
本が、未貸出しのままで(笑)、すぐに読めるなんて!
なんていうか。
僕、この隣に本屋だしたいなと思いました。
こんなに本が買いたくなった図書館は初めてです。
「本を届ける」っていうこと。
そんなことをあらためて考えさせられた。
6月15日。
今回の旅の初日に、
富山県射水市の小杉駅の近くにある
「ひらすま書房」にお邪魔しました。
旧郵便局をそのまま使った店舗にシビれました。
僕もお店をやるなら、郵便局跡にやろうと思いました。
6月18日。
本屋の聖地、鳥取市・定有堂書店。
奈良さんにお会いして、お話を聞くことができました。
「これからは音楽を選ぶように、本を選ぶようになる。」
と思いました。
というか、小さい書店の価値は、
「音楽を聴いているかのように棚を見て、レコードを買うかのように、本を手に取る」
ということなのだろうと、実感しました。
本屋も、図書館も、そのミッションは、
「本を届ける」ということです。
定有堂書店の奈良さんは元郵便局員で、
こんな話を聞かせてくれました。
郵便事業っていうのは、運送業ではなくて
逓送業なんだって。
てい‐そう【逓送】とは、
[名](スル)
1 通信や荷物などを人の手から手へ順送りにすること。順送り。「物資を逓送する」
2 宿場などを次々に経由して送ること。
3 郵送すること。
「終に書を―するの意なし」〈織田訳・花柳春話〉
という意味なのだ、と。
つまり、「手紙をつないでいく、リレーする」
ということ。
それって本に似ているって思った。
僕がサンクチュアリ出版の営業をしているとき。
初めて編集会議に出て、編集のヨウヘイが
このフォントにした理由を説明していたとき、
電流が走るような衝撃があった。
駅伝なんだ!って思った。
本は思いを
著者から編集者へ
編集者から営業へ
営業から書店員へ
書店員から読者へ
リレーしていく。
営業とはその第3走者を走ることなのだ、と。
「本を届ける」ということ。
それはとっても素敵な仕事だなあと
あらためて強く思った。
そして、海士町中央図書館のような空間づくりが
「本を届ける」ということに、大きく影響するのだなあと。
全身で、五感を発動させて、
空間を味わいながら、本を手にとる。
そんなことが生まれる場。
そんな場を、僕もつくりたいと強く思った。
「本を届ける」場、僕もつくります。
ありがとうございました。