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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年09月17日

もうひとつの拠点をつくる

9月15日~17日で
「福島白河にもうひとつの拠点をつくる」合宿を
コーディネートしています。(あまりしていないけど)

東京・新潟・宮城から20代6名が集まって、
「移住」「二拠点居住」をテーマに
福島の地域を、見て、感じて、アウトプットします。

僕の肩書は、
「二拠点キャリアコーディネーター」です。
今回の合宿のためにつくりました。

まずは1日目。
ご当地の白河ラーメンを食べたあと、
白河駅近くのコミュニティカフェ「EMANON」で
青砥さんの取り組みを聞いて、
キーワード「他者」と「余白」、
「やらされる」から遠い場所をつくりたい。
を得る。

その後、聖ヶ岩キャンプ場へ行き、芋煮会。

1日目のハイライトは
参加者の一人が言ってた2つ。

「東京は類友だから、同じような人が集まっていて、
だんだん狭くなっていく。他者に出会えない。」

「好きなことを仕事にする、っていうことは、
そういう人ばかりの集まりになって、やっぱり閉じていく」

へ~。
そうなんだね。
「閉じていく」ことへの怖さみたいなものがあるんだな。
僕にもあるけども。

新潟で本屋をやっていて、
「ツルハシブックスの西田」になっていく怖さと
あとはSNSでおっさんのランチのラーメンの写真を見ながら
俺は死んでいくのか?
って思ったもんなあ。
「二拠点」とかってそういうことなのかもしれないですね。

そういう人に出会って、話をしていく中で、
気がついたことをメモできるって大事かもしれないな。

A6ノートとボールペンとか
参加者全員に渡すのはありかもしれませんね。

キャンプ場は圏外だからデジタルデトックスできるのも
強みだなあと思いました。



2日目は西郷村(にしごうむら)ツアー

朝8時から酪王カフェオレの元となる牛乳をつくっている
「雪割牧場」へ行き、酪農の現場を見る。
ここは、震災後に規模を拡大して、地元の雇用の場となっていた。
酪王カフェオレ(牛乳も)おいしいもんね。



その後、上野農場でジャガイモ掘り。

西郷村は、戦後、開拓された村。
満州からの引揚者を含む全国からこの地に移住する。
だから村の歴史はまだ70年。
「うちのオヤジたちが・・・」
とよく話していたけど、まだ2代目、3代目だ。

なぜ、ジャガイモが特産なのか。
風が強くて、なかなか作物が育たなかった。
だから防風林として松を植え、
その風下に杉を植えて建材とした。
そんな畑。

掘ったばかりのじゃがいもを
地元のお母さんたちが待機している集会所へ行き、
ゆでじゃがと、カレーを作って食べた。
その時に、子育てや地域のリアルな話が聞けた。

午後からは遊歩道を散策。
紅葉したらすごくきれいなんだろうなと思う
場所を地元のガイドさんたちと滝まで歩いた。
こういうときのコミュニケーションって大事だな、と。

そして夜。
地元の方々との交流会。
これがタレントぞろいで面白かったのだった。

ということで、2日目の振り返り。

酪農の現場を見る、に反応していたのは、
大学の時に農業系の団体をやっていたHさん。
全国のいろんな農家さんを見に行きたくて
いったのだけど、酪農家だけはいけなかったのだという。

今回、最新の搾乳機を備えた
規模の大きな酪農業を見たのと、
家業だった酪農を閉業して、
雪割牧場で働いているリアルな話を聞けたりして、
ああ、酪農ってそうなっているんだ、って思えた。

いつも、当たり前のように冷蔵庫に入っている牛乳が
たくさんの人(や牛)の手を通って目の前にあること。
そんなことを実感できたという。

たぶん、みんないろんなシーンで感じることがあっただろうと思う。

体験を通して、「価値」に気づく。
同世代との対話を通して、「大切にしたいもの」を感じる。

それってとても大切なことなのかもしれないなと思った。

まずは五感を開く。
他者と出会い、感じる。
「価値」に気づく。
そして、やってみる。

そういう「もうひとつの拠点」
を、必要としているのではないだろうか。

「移住」は、その人の人生の瞬間の出来事のことだ。
当然ながら、「移住」は目的ではなく手段に過ぎない。

だから、「移住」をゴールにした取組みではなくて、
参加者それぞれの人生にフォーカスし、
その地域の資源(自然資源、人的資源)に出会い、
感性を発動させながら、

自らが大切にしたい「価値」に気づくこと。
同世代との対話の中で、「感性」に自信を持つこと。

生きていくのに本当に必要なのは、
感性に自信を持つことだと僕は思っているし、

ツルハシブックスという実験の価値も
そこにあったと思っている。
(今井さんも井上有紀さんも同じことを言っていた)

「感性に自信を持つ」には、
場のチカラが必要なのだよね、きっと。

誰とやるか
いつやるか
どこでやるか

福島白河。
開拓者の村、西郷村。

この村での様々な体験が、
参加者ひとりひとりの、そして地元の人たちにとっての、
「感性に自信を持つ場」になったらいいなと思った。

それが「もうひとつの拠点をつくる」ことの価値なのかもしれないと思った。

僕自身も振り返ると、素敵なカフェをやっている
主催の青砥さんの感性を信じられると思った。
参加者の顔が浮かんで、いい合宿になりそうな気がした。

この2日間のプログラムやお会いした人たちを思い返すと、
その感性でいいんだなと思えた時間になった。

青砥さん、参加者のみなさん、西郷村のみなさん、
素敵な時間をありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 07:02Comments(0)日記