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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年11月04日

「対話」から始まる「学びあい」

しまね教育の日フォーラム。





霧がすごい松江・くにびきメッセで聞いてきました。

一番すごかったのは、
益田市の取り組み。





「益田版カタリ場」と「新・職業体験」。
この2つの取り組みにはトリハダが立ちました。

~~~以下メモ

島根県益田市:「人が育つまち」

「益田版カタリ場」
事前アンケート:約半数の中高生が気軽に話をする大人が1人もいない。
約半数の中・高生が益田には「魅力的な大人がいない」と思っている。
⇒ロールモデルとの出会い不足。

人との繋がりが希薄化しつつある時代だからこそ、対話を軸に、人を繋ぐ
働き方のロールモデルから、生き方、在り方のロールモデルへ。

「ワークキャリア」教育から「ライフキャリア」教育へ。
ライフキャリア教育で、未来をつくる。
学校と家庭任せではなく、地域住民全体の力で。

中学生×地域の担い手
公民館との連携でその地区の大人と子どもの対話の場をつくる。
中学生×産業の担い手
新・産業体験
体験中心から、対話重視の職場体験へ。「やりがい」や「想い」に触れる
高校生×働く大人でカタリ場⇒高校生×小学生へ
最後は自分が語り手になる。

結果、約8割の中高生が益田には魅力的な大人がいる、と思うように。
益田出身の大学生が益田で活動するように。
職場体験で行った公民館へ、次は大学生として。
母校でのカタリ場を企画・地域の大人との出会い直し。

「益田版カタリ場」:地域の大人と子どもが本音の対話で繋がる。
これまでのキャリア教育:一方的な講演スタイル
カタリ場:双方向

「評価しない大人」に出会うこと。

中学校カタリ場は公民館連携で、高校カタリ場は企業連携で。

「新・職場体験」:対象は中学生
1 求人票の発行・ポリシー・大切にしていることが記載されている
2 中学生へ面接(市役所職員による)
3 事業所研修会:ねらいとノウハウ共有
4 体験⇒対話:価値観・生き様を聞く
大切なのは教育を支える風土を醸成すること。

「新・職場体験」の結果、その会社に入りたいといって実業系の高校に入学した人が3名出た。

生き抜いていく力を地域の人と一緒につくっていくこと。

事業所研修会で地域の人同士がつながる。

「求人票」のデザイン
A5サイズの枠だけがあり、PRしたいこと、大切にしたいこと、ポリシーなどがあればお書きください。
これって、受け入れ事業所に対する壮大な問い。
そして、「求人票」そのものが地域の人から子どもたちへの「手紙」であり、「メディア」そのものになっている。

「ふりかえり」のデザイン。
事業所を自分の言葉で紹介するレポート(写真付き)と自分の感想を書く。
⇒礼状の代わりに出す。
たしかに、型どおりの礼状もらうよりよっぽどうれしいな。

「対話」を促すデザイン
・名刺をつくる
・質問を考えていく
・忙しくても昼食時等には対話をしてほしいと頼む。

「対話ができた」と思った子の意識が変わっていく。

~~~ここまでメモ。

他にも「高校魅力化」についての話もあったのだけど、
ひとまずは一番シビれた益田市のことを。

「自己を探求するとはいったいなんだろうか?」
「学びあいってなんだ?」
「地域の大人が参画する学びとは?」

ツルハシブックスや暗やみ本屋ハックツが言っていた
「第3の大人」のコンセプトを思い出した。

それは「評価しない」大人。
教えてくれるのではなく、あり方が伝わってくるような大人。

そして、何より、
「共に学ぼう」と思っている大人。

ヒーローズファーム時代に中村くんと実現しようと構想していた
経営者と学生が共に学ぶモデルを思い出した。

圧巻だったのは、
「新・職業体験」のデザイン。
特に求人票そのものだけでメディアになっているところ。
思いを出発点に人と出会うこと。

高校魅力化も、職場体験そのものも、
ツールに過ぎないんだっていうこと。

問いを共有し、「ともに学びあう」っていうこと
それをデザインしていくことなのだろうと思った。

僕が「本屋」で実現しようとしている世界観が
益田市ではすでに動き出しつつあった。
心地よい敗北感。

そして同時に、
僕は地域側にそんなプラットフォームをつくろうと思った。
その舞台はもちろん本屋さんだ。

「カタリ場」や「新・職業体験」のようなプログラムで
出会った大人たちにまた出会える場。
偶然、居合わせる場。
何かがうっかり始まってしまうような場。

そんな「場としての本屋」をつくりたいという思いを強くしました。
素敵な機会をありがとうございました。


松江の夜景がとてもキレイでした。  

Posted by ニシダタクジ at 10:42Comments(0)学び