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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年12月29日

キーワードで振り返る2018

キーワードによるチューニング
ってあるなあと思った。

先週の茨城大学の場づくりラボだったり
その前日のイナカレッジ・ラボだったり。

「それはどうしてそのキーワードなのか?」
って聞いたりすると、
距離がグッと近くなる気がしました。

自分が選んだキーワードに
ヒットしてもらえるとうれしいし、ね。
3人とかでやっても面白いかもなあと。
「キーワード・カフェ」っていうコンテンツにもなるなあと。

結局本屋さんとか「本の処方箋」でやってたことって
会話からキーワード拾って、
そういうキーワードならこういう本
みたいなことですよね。

ということで。
キーワードで振り返る2018

1月、津屋崎で「かえるライブラリー」というネーミングが下りてきて、
2月、ふとしたときに、「未来食堂」のただめしシステムの応用で「かえる券」が降ってきて、
かえるライブラリー構想にいたり、6月に津屋崎でキックオフしてから
12月に実現するという流れ。

そのあいだにも、退職があったり、イナカレッジがあったり、
若松さんと仕掛けた場づくりラボとチームひきだしがあったり、
秋には大正大学実習講師があったり、と。
考える1年でした。
休学して、遊学してました、みたいな感じ。

春頃のキーワードはひたすらに「承認」と「他者評価」でした。

昨年秋以来のいろんな人のヒアリングを経て、
「承認」と「評価」について考えていました。

他者からの評価という呪縛からいかに逃れるか。
「他者評価の檻から自分を脱出させる方法」
っていうのをやってました。

夏頃出てきたのは
「やりたいことがわからないの社会学」
っていうもの。

やりたいことがわかることはどれほどの価値があるのか?
を現代社会的に解析したもの。

あとは春に出会ったとやまゆかさんが面白くて、
彼女の発言の研究をしていたこと。
「東京はどんどん狭くなる」
「時代の変化に対して無であることは大切」
武道家みたいな人だと思った。

夏のイナカレッジを経て
「場のチカラ」を解明したことが大きかったなあと。

場のチカラとは何か?
なぜ、プロジェクトへのモチベーションが下がるのか。
なぜチューニングが必要なのか。
ふりかえりを効果的にする方法は何か?
本質的なエンターテイメントは「予測不可能性」ではないか。

そんなことを考えてました。

そして冬。
「フラットである」ということについて考えています。

とある応募書類を書いていて、
「得意なことは?」

と突然聞かれて、出てきたのが、
「フラットな関係性をつくるコミュニケーション・デザイン」
だった。

ああ。
それ!って。
自分で書いていてビックリした。

コミュニケーションデザインっていうのは
前から得意だなあと思っていたけど、
その意図は、フラットな関係性をつくる、っていうこと。

そして、その「フラット」の意味だ。

通常は
「フラットな関係」というのは、
「上下関係のない」と同義語である。

しかし、これからは、
時間軸、未来軸での「フラット」な時代になる。

予測不可能な未来。価値が流動している現在。

その中で、未来に対して、チームひとりひとりはフラットである。
知識や経験はアドバンテージにならない、「ネタ」程度にすぎない。
むしろ、そこに縛られるマイナスの影響もあるかもしれない。

だから、高校生や大学生の声に耳を傾けないといけないし、
場のチカラを高めていかないといけないんだなと。

最近聞いたからかもしれないけど、
「東京には未来があるからつらい」
っていうのが印象に残っているなあと。

新潟の田舎の山奥の限界集落には未来がない。
だからこそ、今が即未来になっていく。

それかもしれない。
いま、いかに生きるか。
それを問われている時代なのだ。

熱海のとっくんと話していて思ったのは、
「未来」っていうのは産業革命のときに発明されたのだということ。

「未来のために」
人は学校で勉強し、工場で働き、給与労働者になって、貯金をした。
たぶんそれが必要だったんだろうな。
国家を強化していくためには。

それが近代だった。
そこからどう次の展開になっていくのか。

2019年はきっとその先を考える実験の年になる。

ラストは11月に見た松江・宍道湖の夕日です。
  

Posted by ニシダタクジ at 07:48Comments(0)日記