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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2019年01月27日

ツイッター空間のような本屋

松本に行っていました。




いつものモーニングは「栞日」。
菊地さんいつも佇まいがかっこいい。好き。

さて、そんな菊地さんと、移転前の栞日で、
いまは岐阜「さかだちブックス」にいる
杉田さんと雑談していて生まれたコンセプト。

「内なる旅も売る旅行代理店」
コスモツーリスト×ツルハシブックスで
旅行代理店の中に本棚を作りました。




僕の屋号は「ぽてんしゃる。」にしました。
金曜日に松本の某古本屋さんで糸井重里さんの「ぽてんしゃる。」に
出会ってしまったので。
内なる旅って感じがします。





9人の店主が9つの縦横25㎝の小さな箱を担当して古本を販売します。
会計は箱が置いてあるので、付箋を取って、代金と一緒に入れてください。

と、いうことでオープンしました。
ちょっとした取材を受けて、新潟へ移動。

大雪が心配されましたが、順調に移動して、
ウチノ食堂藤蔵でのゆよん堂「カレー祭り」と「本屋ライブvol.1」へ。

やっぱり山田さんと話すと元気になるなあ。
大切なものがそこにあるように感じられます。






ライブではこの3冊をご紹介しました。

昨日のハイライトは、

「ツイッター空間の中にも場は作れるのではないか。」

「芸術の「芸」と「術」の両方を鍛錬しないといけない。」

「予測不可能性が場に与える影響」

っていう感じかなあと。

特に山田さんが言っていた、
「ゆよん堂はサーカスだから、そこでインパクトを出して、
芸に目覚める人が出てくる」みたいな話はカッコよかったな、と。

本屋をやるっていうことは、
芸人になるっていうことなのかもしれない。

「芸」とは、楽しませる、参加できる、承認されるっていうこと
「術」っていうのは、スキル、役に立つ、評価できるっていうこと

なるほどな。
世の中はあまりにも「術」にシフトしちゃったんだ。
それを「芸」と「術」とのいい関係をつくろう
というのが山田さんの本屋なのだなあと。

昨日のブログに書いたけど、僕自身は、
本屋を表現活動としてみんながやったらいいと思っていて。
(それがバンドを組むように)
「かえるライブラリー」を立ち上げようとしているのだけど。

それはツイッターみたいに、
「ひとりひとりが思ったことを話す」
っていう「場」から始まるのかもしれないなと思った。

ツイッター上に「場」が構築されるのは、
キーワードっていうか、脳内の、完全には言語化されていないものを
共有していて、そこから生まれる予期しないコミュニケーションから
「ひらめき」とかが出る、とそういうことなんじゃないかなと。

もちろんそれは、リアルタイムのチャット(2人か複数かに関わらず)
でも起こることなのだろうけど。

おそらくは、
茨大でやった「キーワード・カフェ」っていうのは、
ツイッター空間に構築される「場」をリアルな場でも
再現できるっていうことなのかもしれない。

ツイッターとは、つぶやき単体ではなくて、
つぶやき外(のニュアンス)の非言語メッセージ
を含めた「場」なのではないかと思ってきた。

そういう「場」をつくることや仕組化することが、
僕自身の「芸」であり、「術」なのではないかと
思ってきた。

言葉にするなら
「フラットな関係性をつくるコミュニケーション・デザイン」だし、
「ひとりにフォーカスした場のデザインとチューニングファシリテーション」だし、
そのキーワードは「エンタテイメントとしての予測不可能性」だ。

エンターテイメントの本質は予測不可能性であり、
それを本屋という「場」に作っていくこと。
しかもそれを、僕がひとりでプロデュースするのではなく、
誰かと一緒につくっていくこと。

そんなツイッター空間のような本屋が、
僕が「かえるライブラリー」で作りたいものなのかもしれません。  

Posted by ニシダタクジ at 11:46Comments(0)かえるライブラリー

2019年01月27日

ファースト・アルバム

「フラットな関係性をつくるコミュニケーション・デザインが得意。」

とある応募書類書いてて出てきた言葉。
ああ、これをひたすら追求してきたのかもしれない。と自分の言葉に驚く。

だいぶ抽象的だから補足するなら、
「ひとりにフォーカスした場のデザインとチューニング・ファシリテーション」

これが最近やっていること。
ワークショップとかではそういう役割。

「西田さんはどこへ向かっていくんですか?」
「次は何をするんですか?」
と松本でツルハシブックスで一緒だった加藤さんに聞かれる。

アーティストだとしたら、
「ファーストアルバム」はなんですか?

それはもちろん、1999年にリリースした「まきどき村」というプロジェクト。


そこに込めた思い。

大学時代に
「野菜が育つ」という奇跡を体験したことによって、
農作業という自然との「つながり」を感じる行為
としての「まきどき村」を始めた。

そこから「人生最高の朝ごはん」が生まれた。
朝6時集合、農作業のあとに朝ごはんをつくって食べる。
当時は地元のおばちゃんがやっている朝市もあったので、
「地域」にも触れることができた。

そこから一貫して、僕は、
「フラットな関係性をつくるコミュニケーションデザイン」をやってきた。
というと、一貫性あるなと思うけど、

見た目上は、
インターン事業やったり、
本屋やったり、
大学に就職してみたり、

と、継続していないように見えるけどね。

それがやっと言語化できた
「フラットな関係性をつくるコミュニケーション・デザイン」
だった。

それを
「農」とか「本」とか「場」とか「ワークショップ」とかの
切り口で行っている、っていうのが今のカタチなのだろう。

「場」とか「ワークショップ」にフォーカスすると
「ひとりにフォーカスした場のデザインとチューニング・ファシリテーション」
っていうことが大切になるのだろうと。

たぶん、「かえるライブラリー」も、
その中のコンテンツである「新・OB訪問」も、

フラットじゃないコミュニケーションが
僕は苦手なんだ。
っていうか、耐えられないんだ。
って思った。

だから、畑やったり、本屋やったり、本の処方箋やったり、
ワークショップのファシリテーターやったり。
そういうことをやってきただなあと。

さて。
次の作品が「かえるライブラリー」。

本を通じて、フラットな関係性をつくるコミュニケーションデザイン。

いや、見えてきた。  

Posted by ニシダタクジ at 10:22Comments(0)学びかえるライブラリー