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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2019年09月14日

戻ってもいいと思える場所

川田さん研修2日目。

~~~研修メモ

公営塾:「様々な体験」「地域の大人」「大学生」「社会人」「様々な知識/情報」のハブになる。

1 地元意識の変化:「地域」ではなく「人」
阿賀町のためにはがんばれないが、集落のためだったらがんばれる。
「阿賀町のため」にを「誰かのために」に替えていく。
主語を「地域」ではなく「人」にしなきゃいけない。
⇒接点をつくる=「人」に会う必要がある。

短期的効果
・帰る場所が増える
・関係者が増える
⇒精神的につながっている人が阿賀町にいる。
⇒「公営塾プロジェクト」は高校生・出身者とふるさとをつなげる「人との接点」をつくる

長期的効果
「思いもしないことばかり起こる人生だったし、今もそうだけど、私は阿賀町に縁があったことをすごく誇りに思います。大人になって色々な世界を知ってどこへでも飛び出していけるだろうけど、私は阿賀町に戻ってくるために生きるつもりで勉強を頑張ります。戻ってもいいと思える場所を見つけられたことが宝物です。」(卒業生の言葉)

ふるさととつながりながら、社会に対して武器を身につける。

学力の3要素ピラミッド「知識・技能」⇒「思考力・判断力・表現力」⇒「主体性・多様性・協働性」

地域課題・素材の学習活用+地域との接点
⇒地元意識の変化、思考/表現力の向上、進路実現の材料

「大人の姿勢」:ポジティブ or ネガティブ

・身近な人を見ていると仕事をすることが本当につらそうなので、
そういうことになるのを避けるために、ゆっくり仕事を考えたい
⇒親がネガティブな発信をしている。

子どもの変化から大人の変化へ
大人の変化から地域の変化へ

地元意識の変化⇒「地域」ではなく「人」⇒大人の変化が町の活気へ⇒地域学習の可能性

現在⇒未来:求められる学力が変わる。
知識から正解を素早く出すこと
⇒知識を土台に
・解決すべき課題を発見する力
・協働により課題解決の道すじを切り拓く力
⇒学力の3要素ピラミッド

源泉:学び続ける意志

「学習意欲の変化」
要因:環境とキャリア意識

人を変えるのは?(ライザップ方式)
×決意
○環境:「時間配分」「付き合う人を変える」

勉強のライザップになる。
時間ベースで勉強時間を記録していくこと
120分/日やれば⇒結果が出る。

変化の心理モデル
「学習の絶対量が増える」→小さな結果が出る→結果に対する感情が生まれる→チャレンジ精神が生まれる→「やればできた」(挑戦意欲・低)→挑戦回数が増える→未知なことと戦う武器が増える→「やればできる」(挑戦意欲・高)→テスト/進路/目標に当事者意識が伴い自主的に思考行動する→自走する

⇒授業がその場でわかるようになる
⇒自己肯定感が醸成される。自信/承認/優越感/自己表現
⇒学習意欲

環境が変わる
→小さな結果が出る
→自己肯定感が育まれる
→学習意欲が変化する

キャリア:職業を選ぶこと?
「職業」で選ぶ⇒「価値観」で選ぶ

知識+体験→価値観→今/将来

映像による追体験(情熱大陸・7ルール・プロフェッショナル)

幸福感=価値観
→判断基準:人の笑顔
→環境要因:観光系の接客業
ホテル?

ロールモデル
→コミュニケーションがうまい、外国語で会話ができる、知識が豊富
職業イメージ:ビジネスホテル=× 高級ホテル/旅館=○

理想の自分像のイメージ化
→「高級旅館の女将さん」「外国人に日本流のおもてなしを」「人の笑顔のための仕事をし、人の笑顔で幸せをいただく」

「ロールモデルになるには?」
1 コミュニケーションがうまい→生徒会
2 外国語で会話ができる→英語
3 知識が豊富→国語/日本史
→納得して勉強を開始する→勉強時間が増える→観光が学べる外国語学部へ進学
→観光/日本文化/外国語の勉強/接客業のバイト
→ロールモデルに近づく
→目的意識ある4年間の大学生活
→主体的な学びの姿勢・故郷の観光面で貢献

1「未来の自分/なりたい自分」と2「今の自分」と
3GAPの把握

4危機感からのGAP対策5授業姿勢 5目的意識の変化(受動→能動)
6行動の変化→結果の変化7理想の自分の実現
キャリア意識が変わる→今の時間に意味を見出す→目的意識が生まれる→学習意欲が変化する

~~~ここまで研修メモ

この2日間の最大の価値は、
地域活動と学習意欲
キャリア意識と学習意欲
の接続のイメージができたことかな。

1期目の信頼関係づくりと営業するときの武器を手に入れること。
それを踏まえて2期目はPBLや地域との関わりのきっかけをつくる。
そして「教育留学」「生徒数の増加」へとつなげていくこと。

川田さんのビジョンでは未来フォーラムの有料化など、
「教育資源」と「観光資源」のミックスによる教育のまちとしてのブランド化、
までがストーリーで書いてあったのだけど、そんなこともできるなあと。

研修後、ランチ中に、「幸福感=価値観」の話を聞いたけど、
それには「判断基準」と「環境要因」があって、
たとえば、「お風呂が気持ちいい」っていったときに、
それには「リラックス」っていう判断基準があって、
リラックスできるのならお風呂じゃない方法でもいいのか?
っていう問いができたりする。

この前のかき氷の振り返りでも、
リーダーの3年生の志向性は
リーダーシップではなく、チームワークだった。

そんなことが地域活動の振り返りによって芽が出てくるのだなあと。
たぶん、キャリア意識のほうも、プロフェッショナルなどの動画を見ての
感情の動きをキャッチしてそれを深掘りしていくことで、
本人の志向性が見えてくるのだと思う。

学習意欲をどう上げるか?
これは公営塾にとっての最大のテーマである。

それを地域活動やキャリア意識からつなげて考えること。
コーチングを活用していくこと。

たぶん、そっからだな。と。

「ふるさと」とは、
全力で創造的行為を行い、そのうちいくつかを達成した場所のこと。
その一つに、(学校の)学習があること。
たぶんそこが「黎明学舎」の使命だろうと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 09:08Comments(0)日記