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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年06月02日

「法人」という神話


「サピエンス全史(上)」(ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社)

読み始めました。
手ごたえがありまくるので少しずつ読みますね。
今日は第2章まで。

~~~ここから読書メモ

地球に君臨する捕食者の大半は、堂々たる生き物だ。何百万年にも及ぶ支配のおかげで、彼らは自信に満ちている。それに比べると、サピエンスはむしろ、政情不安定な弱小国の独裁者のようなものだ。

私たちはつい最近までサバンナの負け組の一員だったため、自分の位置についての恐れと不安でいっぱいで、そのためなおさら残忍で危険な存在となっている。

激しい議論は今なお尽きないが、最も有力な答えは、その議論を可能にしているものにほかならない。すなわち、ホモ・サピエンスが世界を征服できたのは、何よりも、その比類なき言語のおかげではなかろうか。

集団の限界値である「150人」を超えるための虚構の登場、か。

「膨大な数の見知らぬ人どうしも、共通の神話を信じることによって、首尾よく協力できるのだ。」

近代国家にせよ、中世の教会組織にせよ、古代の都市にせよ、太古の部族にせよ、人間の大規模な協力体制は何であれ、人々の集合的想像の中にのみ存在する共通の神話に根差している。

宇宙には神は一人もおらず、人類の共通の想像の中以外には、国民も、お金も、人権も、法律も、正義も存在しない。

言葉を使って想像上の現実を生み出す能力のおかげで、大勢の見知らぬ人どうしが効果的に協力できるようになった。

~~~ここまでメモ

ホモ・サピエンスを世界の覇者にしたのは、言語の力である。

最近は、「言葉」の大切さを実感しつつあったところなので、めちゃタイムリー。
そもそも人は言葉によって、世界を作ってきた。
しかし、ここまで言い切られるとすっきりしますね。

「人が神や宗教を必要としている」のではなく、
協力したり、連帯感をもったりするための「虚構」「神話」「物語」を必要としているのだと。

会社における、ビジョンとかミッションもその話ですね。
この本では老舗自動車メーカー「プジョー」を例に、
「法人」という神話を説明していますがその通りだなあと。

言葉の大切さを語る前に、言葉とは何か?
なぜ、言葉なのか?
を考えさせられる1冊。

これと、最近テーマになっているのが「身体性」なのだけど、
それに関して、友人がシェアしたnoteが面白かったので

人は人と出会うべきなのか(斎藤環)
https://note.com/tamakisaito/n/n23fc9a4fefec

ここでは、「臨場性」と説明されているがまさに
その身体性のようなもの。
「やさしさも暴力である」とか刺激的な内容もあるけれど、ここでは一部を引用する。

オンラインでは完結できない領域とは何だろうか。少なくとも「関係性」が重要な意味を持つあらゆる領域は、今後も臨場性が必須となるだろう。性関係はもとより、治療関係、師弟関係、家族関係、などがそれにあたる。言い換えるなら、関係性よりもコミュニケーションが意味を持つ領域では、臨場性を捨象するほうが効率化されるため、オンラインで完結できるだろう。おわかりの通り、関係性とコミュニケーション(情報の伝達)はまったくの別物であり、私からみれば、ほとんど対義語ですらある。

関係性とコミュニケーションは別物で、関係性には臨場性は必須である、と。

まさに、ここに「オンライン本屋」のカギがあるように思う。
言葉と臨場性(身体性)。

このクロスする領域というか、
無限のグラデーションの中に、「場」を構築できるか、それがカギになる。

ちょっと何言ってるか分からない。byサンドウィッチマン富澤  

Posted by ニシダタクジ at 07:56Comments(0)