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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年12月23日

#高校生は副業です

高校生が探究的なプロジェクトを実践する
「全国高校生マイプロジェクト」の新潟県版の発表会
「NIIGATA マイプロジェクト LABO 2020」が12月20日に
オンラインで開催されました。

阿賀黎明高校からは2組が出場し、
齋藤くんの「釣りってなんだ?」プロジェクトが
午後の代表プレゼンへ進出し、
「ベストアントレプレナーシップ賞」に輝きました。

そして、なんと昨日、別でエントリーしていた
「全国高校生マイプロジェクト関東summit」
の書類選考にパスして、出場が決定しました。
すごい。

20日のふりかえりをしていて、2人とも、他校の生徒の発表を聞いて、よく学んでいるなと。
特にベストマイプロ賞に輝いた佐渡高校の演劇プロジェクトと
津南中等教育学校の紅葉がキレイに見えるように杉を伐採したいというプロジェクトが心に残ったようで、

「部員がほとんどいない部活をゼロから立ち上げる行動力がすごい」

「紅葉の色合いを取り戻すために杉で生活用品をつくっていく一石二鳥感がすごい。スケールがでかい。」

「何気ない日常に疑問を持ち、行動するのはすごいと思う。家を出て、学校にいくまでのあいだにもヒントがある。自分も温泉に入るときも景色を見ていく」

特に3つ目は、いわゆる「行動変容」が起こる学びだったので大きいなと感じた。

高校生同士が刺激し合う。
いい「場」をつくってもらったなあと。
実行委員およびファシリテーター&アドバイザーのみなさん、たいへんお世話になりました。ありがとうございます。





子どものころからひたすら「釣り」をしていた彼のプロジェクトは、
「バーベキューの時に焼きたいので鮎を分けてくれないか?」
という一言から始まりました。





釣った鮎の美味しさ。
阿賀町に来てよかったなあと思いました。
そして8月23日「学校見学&まなび体験会」のスタッフ側として参加。



他県から来た中学生に「釣りを教える」を経験。
その日の午前中は地元の釣りクラブ「アユビレックス」主催の大会に参加。

今年の鮎は記録的に不漁で、
多くの人が数匹の釣果しかなかったところ

「午後から中学生に釣り体験をさせ、鮎を食べさせたいんだ」
と釣りクラブ代表の真田さんが語ると、みんなが釣った鮎を分けてくれた。
あったかいな、阿賀町の釣り人。
そして午後から釣り体験と、鮎塩焼き。
僕はオンライン説明会が終わった午後3時頃から参戦。
釣りたての鮎は信じられない美味しさでした。

振り返ると、あの日が、齋藤くんにとって、
ターニングポイントだったと言います。

釣りを中学生に教えたこと。
釣りを愛する地域の大人と一緒に釣りをしたこと。
昼ご飯(たれかつ丼)をご馳走になったこと。

「釣り」は自分ひとりの趣味でしかなかった、
それが、あの日、
「釣り」を通して、人を喜ばせることができる、
人とコミュニケーションすることができる、と知ったのだと。

その後、冷凍保存している鮎を燻製にしてみたらどうか?と燻製づくりを始め、
真田さんが「鮎出汁のそば」を作っていることを知って、蕎麦打ちのセットも自分で購入。
売れるくらいの商品づくりまで行きたいと言っていた。

そして、最後の決め。
#高校生は副業です。

これ、すごい問いだなあと。
むしろ大人に問いかけてくる。

あなたの本業はなんですか?って
いや、もちろん、生活をしていくために中心的に取り組んでいること
が本業と言うのだろうけど、

スピノザ的に言えば「コナトゥス」、
僕的に言えば「ベクトル」こそがその人の本質なんじゃないの?
って。
高校生って「カタチ」だからね。ベクトルじゃない。

#高校生は副業です

は、その問いを投げかける。
あなたの本質はなんですか?


ハウンドドッグ風に言えば、
「やりたいことがわかっているのに、始めてないんじゃないか?」
と。  

Posted by ニシダタクジ at 07:03Comments(0)学び