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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2021年03月01日

「越境」して「異文化」と出会う


ICT機器活用研修でした。
講師は総務省情報化アドバイザーの大辻雄介さん。
高知県立嶺北高校の魅力化プロジェクトで活躍されている大辻さんは
この春から北海道の大空町立大空高校の校長になります。
そんな大辻さんからICT機器の活用のキモと高校魅力化について話を聞きました。

ICT研修については、
11月13日のシークレット講演会がベースになっているので、
そちらを参考にしてくださ。

「ICTってそういうことか、って。」
http://hero.niiblo.jp/e491183.html

~~~

今回の僕の中でのキーワードは「越境」。「越境」して「異文化」に触れること。
ココが探究の、というか学びの出発点なのだなとあらためて思った。

「地域みらい留学」というプラットフォームから進学してくる他県からの寮生はすでに「越境者」であり、「他者」である。
彼らにとってみれば、阿賀町にくること「越境」である。

先日の「自分らしさは原因ではなく結果である」の話にも関連してくるのだけど、
「越境」して「他者」と「異文化」に出会い、「違和感」を「言語化」することで、
「自分」や「自分らしさ」を事後的に知るのではないだろうか。

だから、出発点は、「越境」ではないか。
それは「挑戦」とは若干ニュアンスが異なる。

茨城でやっている取材型インターン「ひきだし」での
コミュニケーションしやすさの一つに、「会社を希望していない」ということがある。
インターンシップでも、会社説明会でも、「なぜこの会社を希望したのか?」が問われる。
それが問われないのが相当に心理的に気楽だということだ。

大辻さんが「OODAサイクル」を紹介してくれた
PDCAサイクルはVUCAの時代に通用しないという。
https://achievement-hrs.co.jp/ritori/?p=2213

観察⇒仮説構築⇒意思決定⇒実行⇒観察

2つ目の「O」はOrient
上の記事では「仮説構築」と訳されているが、
方向づける、ということ。

このステップで行うのは、自身が持つ経験や文化の特徴、身体的特徴、歴史といったものと観察によって手に入れたデータを統合して分析し、仮説を構築することです。(上記記事より)

まさにここの部分なのだろうな。ここに、「自分らしさ」が発現していく
文科省の言葉で言えば「自己の在り方生き方と一体的で不可分の課題」だ。
「探究」ってそういうことだろうな、と。

高校生の「探究」活動を応援するときに、つい「失敗してもいいから挑戦しよう」と声をかけがちなのだけど、
実は、「サイクル」には、「失敗」という概念はない。ただ、起こったことを「観察」し、次の「仮説構築」へと繋げるだけだ。

OODAサイクル的に言えば、まずは「越境」がある。そして「観察」して「異文化」「他者」に触れる。次に「仮説構築」があり、「実行」がある。
(「探究」の場合は時間的な制約が少なく、「意思決定」フェーズで止まることはあまりない)

「実行」を「観察」し「ふりかえる」ことで、学びがある。と同時に、「自分」や「自分らしさ」を事後的に知る。

そんなサイクル。
このサイクルは、「自分らしさ」という文脈で考えても、とても大切なことだろうと思う。

学校という「同質性集団」において、「自分らしさ」を実感するには、「他者との差異」ということになり、それは構造的に「劣等感」を生み、自己肯定力を下げる。

また、需要が飽和した現代社会において、「広告」特にネット広告はひたすらその「劣等感」をついてくる。

「同質性集団の中で比較により自分らしさを表現すること」から脱して、「越境」することで「他者」や「異文化」に触れ、「実行」して「違和感」を「言語化」することで見えてくる「自分」「自分らしさ」があるのではないか。

「探究」サイクルを回していくこと。
それは「自分らしさ」軸からも、高校生にとって切実に必要なこと、なのかもしれない。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)学び日記