2021年11月25日
目的地を決めないこと、地図とコンパスを持たないこと
昨日はチーム「えぽっく」ミライ会議でした。
「ミライ会議」とは、水戸留学時代(2015~2018)に
茨城県日立市の株式会社えぽっく・若松佑樹さんと一緒に
生み出したビジョンセッションの手法です。
ミライ会議の構造は、
「過去」⇒「未来」⇒「現在」の順に考えていくこと。
これはかつて、ツルハシブックスの店員サムライたちの合宿で行われていた
1 過去(自分およびチーム)を振り返り、顧客を見つける
2 顧客にとっての価値は何かを考え、未来日記を書く
3 未来日記実現のために今、何ができるか考え、計画する。
を言語化、構造化したものです。
いわゆる「バックキャスティング(未来を先に設定して、逆算して、今やることを考える)」とは少し違って、
「ミライ会議」は過去から「顧客」を見つけ、「顧客にとっての価値」を考え、顧客の未来を描き、今やることを考える、という方法です。
ドラッカー先生の5つの質問で説明すれば、
1 ミッションは何か
2 顧客は誰か
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か
のうちの、2と3にフォーカスして、そののちに1~5について考えていく、ということになります。
昨日は取材型インターンひきだしの編集長経験者2名(大学生)と、転職1年目のコーディネーター、そして若松さんと僕を加えたチーム「えぽっく」5人で「えぽっくミライ会議」を行いました。
まずは振り返り(主に取材インターンひきだし振り返り)から。
僕としては、
Aさんの言った「大切なものを大切にしている」と感じられる会社・場だった。
⇒ココが一番強み、求心力なのだろうな、と。
普段意識していないけど、「世の中どうしてこうなっているのだろう?」
みたいな違和感に対して、え、こんなことやってる人いるんだ!って思えるような会社。
えぽっくの事業や若松さんの言動ひとつひとつにそれが感じられるのだろう。
「事業は人」っていうのもまさにこれだ。
だからこそ「何者かになりたかった」Hさんが言っていた
「見つけたいものが見つかるんじゃないか」という予感を生むのかもしれない。
次にえぽっくの(顧客に対しての)提供価値についての話。
これが、「あなたにとってコーディネートとは?」っていうプロフェッショナル的な問いになっていた。笑
えぽっくにとって、コーディネートするとは、
・無理でしょ、と思えることをできるようにつなぐ
・面白がる(リフレーミング)
・リソースを拡張する
ことだと。たしかに、コーディネートの価値は、ここにある。
・不可能(だと感じること)を可能にするために「場をつくること(立ち位置を知ることとイメージの共有)」
・新しいアイデア、発想、具体先を出すために「面白がる(⇒リフレーミング)すること」
・それらの実行によって、自分の手持ちだでなく「資源(リソース)を拡張すること」
・仮説を実行した後にふりかえることによって「検証すること」
たぶんこの流れ、なのだろうな。
「リソースの拡張」っていうのが僕もすごくいいなと思った。
高校生の探究活動でもそれは同じだ。
人生が経営だとしたら他者の力を借りた「リソースの拡張」は必須のスキルであろうと。
「ひとりではできないけど、みんなでやればできる」っていう感覚を得られるかどうか。
それは話していた「人間観」の話にも通じるかもしれない。
今年の編集長だったSさんはやる前に若松さんに言われた。
「できないことはそのままでいい」
そんな言葉をかけてくれる大人には出会ったことがなかった。
だから、えぽっくは、Aさんがそれでいいんだ、と思ったように、
「ひとりひとりが大切にしているものを大切にして生きていくこと」をサポートできるのではないか、と。
人間観:人をどのように見ているか?だ。
Aさんは「漫画ワンピース」に例えて言った。
「仲間ができた」んだと。
一緒に船に乗ってみたい仲間が。
若松さんが振り返りで言うことにはいつもハッとさせられるのだけど、今回もそう。
「目的地を決めず、地図とコンパスを持たず、旅に出ることを決めた」
そうか。だからこそ、えぽっくは人に、あるいは相手先の企業をよく見ることができるんだ。
最後の振り返りで、みんなから出てきたキーワードは「想い」だった。
それは「ミッション」とか「目的地」とか「達成目標」とかとはちょっと違っていて。
ひとりひとりに存在の意味があるという人間観をベースにして、
大切なものを大切にしていきながら(あり方や美学を共有しながら)、
「問い(ベクトル)」を共有しながら進んでいく、ということなのかもしれない。
それが「想い」の正体なのではないか。
株式会社えぽっくは4年目。
君もこの船に乗らないか?
問いと自分を見つける旅に出ないか?
申し遅れましたが、私、株式会社えぽっくの顧問をしておりますニシダタクジです。(偉そう)
「ミライ会議」とは、水戸留学時代(2015~2018)に
茨城県日立市の株式会社えぽっく・若松佑樹さんと一緒に
生み出したビジョンセッションの手法です。
ミライ会議の構造は、
「過去」⇒「未来」⇒「現在」の順に考えていくこと。
これはかつて、ツルハシブックスの店員サムライたちの合宿で行われていた
1 過去(自分およびチーム)を振り返り、顧客を見つける
2 顧客にとっての価値は何かを考え、未来日記を書く
3 未来日記実現のために今、何ができるか考え、計画する。
を言語化、構造化したものです。
いわゆる「バックキャスティング(未来を先に設定して、逆算して、今やることを考える)」とは少し違って、
「ミライ会議」は過去から「顧客」を見つけ、「顧客にとっての価値」を考え、顧客の未来を描き、今やることを考える、という方法です。
ドラッカー先生の5つの質問で説明すれば、
1 ミッションは何か
2 顧客は誰か
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か
のうちの、2と3にフォーカスして、そののちに1~5について考えていく、ということになります。
昨日は取材型インターンひきだしの編集長経験者2名(大学生)と、転職1年目のコーディネーター、そして若松さんと僕を加えたチーム「えぽっく」5人で「えぽっくミライ会議」を行いました。
まずは振り返り(主に取材インターンひきだし振り返り)から。
僕としては、
Aさんの言った「大切なものを大切にしている」と感じられる会社・場だった。
⇒ココが一番強み、求心力なのだろうな、と。
普段意識していないけど、「世の中どうしてこうなっているのだろう?」
みたいな違和感に対して、え、こんなことやってる人いるんだ!って思えるような会社。
えぽっくの事業や若松さんの言動ひとつひとつにそれが感じられるのだろう。
「事業は人」っていうのもまさにこれだ。
だからこそ「何者かになりたかった」Hさんが言っていた
「見つけたいものが見つかるんじゃないか」という予感を生むのかもしれない。
次にえぽっくの(顧客に対しての)提供価値についての話。
これが、「あなたにとってコーディネートとは?」っていうプロフェッショナル的な問いになっていた。笑
えぽっくにとって、コーディネートするとは、
・無理でしょ、と思えることをできるようにつなぐ
・面白がる(リフレーミング)
・リソースを拡張する
ことだと。たしかに、コーディネートの価値は、ここにある。
・不可能(だと感じること)を可能にするために「場をつくること(立ち位置を知ることとイメージの共有)」
・新しいアイデア、発想、具体先を出すために「面白がる(⇒リフレーミング)すること」
・それらの実行によって、自分の手持ちだでなく「資源(リソース)を拡張すること」
・仮説を実行した後にふりかえることによって「検証すること」
たぶんこの流れ、なのだろうな。
「リソースの拡張」っていうのが僕もすごくいいなと思った。
高校生の探究活動でもそれは同じだ。
人生が経営だとしたら他者の力を借りた「リソースの拡張」は必須のスキルであろうと。
「ひとりではできないけど、みんなでやればできる」っていう感覚を得られるかどうか。
それは話していた「人間観」の話にも通じるかもしれない。
今年の編集長だったSさんはやる前に若松さんに言われた。
「できないことはそのままでいい」
そんな言葉をかけてくれる大人には出会ったことがなかった。
だから、えぽっくは、Aさんがそれでいいんだ、と思ったように、
「ひとりひとりが大切にしているものを大切にして生きていくこと」をサポートできるのではないか、と。
人間観:人をどのように見ているか?だ。
Aさんは「漫画ワンピース」に例えて言った。
「仲間ができた」んだと。
一緒に船に乗ってみたい仲間が。
若松さんが振り返りで言うことにはいつもハッとさせられるのだけど、今回もそう。
「目的地を決めず、地図とコンパスを持たず、旅に出ることを決めた」
そうか。だからこそ、えぽっくは人に、あるいは相手先の企業をよく見ることができるんだ。
最後の振り返りで、みんなから出てきたキーワードは「想い」だった。
それは「ミッション」とか「目的地」とか「達成目標」とかとはちょっと違っていて。
ひとりひとりに存在の意味があるという人間観をベースにして、
大切なものを大切にしていきながら(あり方や美学を共有しながら)、
「問い(ベクトル)」を共有しながら進んでいく、ということなのかもしれない。
それが「想い」の正体なのではないか。
株式会社えぽっくは4年目。
君もこの船に乗らないか?
問いと自分を見つける旅に出ないか?
申し遅れましたが、私、株式会社えぽっくの顧問をしておりますニシダタクジです。(偉そう)