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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2022年01月21日

旅をするように学び、景色を楽しむ。

「旅」を売る会社。
「旅行」ではなく「旅」を。

小さな港から始まる、小さな舟の旅。
景色や、道中の出来事こそを楽しめる旅を売るんだ、と。

そんな感じかなと思っていたところに届いた1冊の本。


「自然経営(ジネンケイエイ)」(武井浩三 天外伺朗)

いきなり、大学時代に没頭した「自然農」の話が出てきてビビった。

「自然農」の川口由一さんに出会った1998年。
僕は心を打ちぬかれた。

・耕さない
・肥料・農薬をやらない
・草・虫を敵としない
の3原則で運営される農業。

そして、徳島の自然農実践者の集いで沖津一陽さんに出会う。
稲刈りをやらせてもらい、一緒にご飯を食べた。

「ダイコンがダイコンを全うするように、私は私を全うする」
沖津さんの言葉は、僕の座右の銘になった。
そんな日々が頭の中をかけめぐりながら、この本を読み進めています。

今日は冒頭70ページまでですが、エッセンスをメモしておきます。

~~~
メルカリのようなCtoCビジネスが流行ると、それまでのシステム的なプロセス(購買⇒買取⇒卸売転売⇒小売⇒リサイクルショップ)が省かれてしまうので、GDPは必然的に落ちていく。

「情報の透明性」:ポジティブフィードバックループ
「力の流動性」:内部の不均衡・非平衡
「感情と境界の開放性」:システムの外部開放性
~~~

そして、経営を「旅」として考えると、次のメッセージが響く

~~~
「経営って正解がないなかで、ああでもない、こうでもないって問い続けることじゃないですか。その営みこそが重要だと思っています。旅でいうと景色を楽しみたいみたいな感じですね。目的地に着くことが重要なんじゃなくて、道のり自体をいかに楽しみながら行くか、みたいな感覚。それを経営者がひとりでやるんじゃなくて、会社に関わっている皆でやるというのが大切ですね」
~~~

これ。
こういう「旅を楽しむ」的な経営がしたいし、「学び」を作っていきたいなと。

1 機会⇔違和感
2 発見⇔問い
3 変容

で、「変容」するからこそ次の(新たな)「機会」や「違和感」が見える。たぶんこれ。

課題設定
情報収集(活動)
整理分析
まとめ表現

じゃないな。これでは新たな「機会」に気づけない。
やっぱ「自分」や「主体性」っていうのが近代教育のフィクションだと思うんだけど、まあそれはおいといて。

道中の景色や予測不可能な体験・経験を楽しむような旅を、
たまたま同乗した人たちとつくっていくような、そんな舟旅をつくりたいな。  

Posted by ニシダタクジ at 06:50Comments(0)日記