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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2022年09月13日

「国語力」のために本屋と寮と公営塾ができること


「ルポ 誰が国語力を殺すのか」(石井光太 文藝春秋)

久しぶりにガチの教育ルポ読みました。
思った以上に自体は深刻だなあと。

ネットゲームやLINEなどの日常風景によって
国語力が育まれることがなく年齢を重ねていく子どもたち。

こうなってしまった社会背景を探り、
実際に犯罪にまで至ったケースをルポタージュし、
それに対してフリースクールや更生施設で行われていることの
リアルは、胸に刺さる。

ラストの、私立の中高一貫校で取り組まれている
深夜特急などの文庫本を出発点にした各科目の横断教育や
哲学対話の実践などは、まさに「探究的な学び」そのものだと思った。

本屋は、寮は、公営塾は、そして小中高校は今、何をすべきか?
「心理的な安全性」とはどのようにつくるのだろうか?

自分の気持ちを言語化する機会、対話によって自己理解と他者理解をする機会は、
どのようにつくったらいいのか?

そんな問いも刺さる。

・対話の場と機会をつくる(本屋)
・ふりかえりと対話の時間を持つ(寮)
・探究活動を深める対話を繰り返す(公営塾)

そんなことができるのではないか。

文科省の定義によれば、国語力とは「考える力」「感じる力」「創造する力」「表す力」の四つの中核からなる能力としている。その基盤になる「語彙力」、それと同時に伸ばしていくのが「情緒力」と「想像力」である。

「ふりかえれない探究」には大きな意味がないと思う。
体験を経験にするために、国語力が必要なんだ。

町ぐるみでそれをやっていくことが大切で、この町ならそれができるのではないか、と感じる1冊でした。  

Posted by ニシダタクジ at 07:55Comments(0)学び