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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2010年10月27日

環境問題から学んだこと

ブータン王国のGNH(国民総幸福量)
という考え方が注目を集めている様子。

僕は1997年、大学4年生のとき、
特命リサーチ200Xというテレビ番組で
ブータン王国を知ることになった。

衝撃。

「いま、あなたは幸せですか?」
と聞かれ、250人中242人が幸せだと答えたのだという。

コンビニもテレビもない国(当時)
で人が幸せになるというのはどういうことだろうか?

と自問自答した。

当時、一人当たりGNPは日本の85分の1、
わずかに400ドル(94年)だったブータン王国。

僕はこのとき、確信した。
「幸せとは、つながっていること。」

経済成長とは、つながりを切っていくこと。
ひとり1部屋、ひとりテレビ1台、ひとり車1台。
便利快適。商店街よりコンビニ、スーパー。

そうやってつながりは失われていった。
同時に環境は破壊されていった。

衝撃だった。
経済成長を求め、それを達成したのに
幸せになっていないなんて。

~~~1997年の新大祭で配った小冊子のメッセージ~~~

 確かに生活は便利・快適になった。
 でもその代償に失ったものはあまりにも大きい。
 
 私たちは自動車を手に入れた。エアコンを手に入れた。お金を手に入れた。
 その代わりに失った。「つながり」を。
 「つながり」は幸せにつながっているのに。

 僕は知っている。
 人は1人では生きられない。
 誰かとつながっていなければ生きられないということを。
 それと同じく人間は人間だけの世界では生きられない。
 他の動物、植物がいなければ生きられないということを。
 「地球が危ない」のではない。人間が危ないのだ。
 地球は自らを犠牲にしてそれを伝えようとしている。

 私たちが便利・快適のために失ったのは美しい地球じゃない。
 幸せそのものなのだ。
 地球環境問題はそれに気づく最大で最後のチャンスなのだ。

~~~「環境問題はチャンスだ」(サークルSTEP配布)より一部抜粋~~~

僕は環境問題によって、それを知ることが出来た。
だから、環境を伝えることは、
つながりを取り戻すことを伝えることだと知った。

後日。
それはまきどき村というカタチとなった。

畑作業を通して、自然とつながっている場所。
朝市のばあちゃんたちを通して、地域とつながっている場所。
佐藤家の囲炉裏を通して、歴史とつながっている場所。

朝ごはんを通して、人と人がつながる場所。

幸せとは、つながっていること。
まきどき村には幸せな時間と空間がある。

11月7日(日)
まきどき村10周年記念パーティーです。
http://takuji.niiblo.jp/e102856.html

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Posted by ニシダタクジ at 06:43│Comments(0)足跡
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