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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年04月20日

主客一体

佐々木俊尚「キュレーションの時代~つながりの情報革命が始まる」
は必読の1冊。

なぜ、フェイスブックなのか。

に対してのアンサーがここにある。

時代が変わった。
一方的な情報の流れは通用せず、
ひとりひとりが、情報を編集し、物語や新たな意味を加える
「キュレーター」を通して、情報を取捨選択する。

震災のときの
ツイッターを見ていても
1つ1つの情報の真偽を確かめるというのが
ものすごく難しいということが分かる。

だから人は、
信頼できる人が発する情報なら、
友人が発するなら、
ということで信頼するしかない。

そしてその意味付けが
新たな付加価値を生み出していく。

フェイスブックによって
生み出される無数のリンクが、
人と人をつなぎ、
行動を起こさせる。

それを著者は「視座を手に入れる」という。
ある人が世の中を見る、
その見方、考え方を通して、
自分も世の中を見るということ。

本の中で著者は
「主客一体」という言葉を紹介している。

外国のパーティーでは、
「ホスト」(受け入れ側)と
「ゲスト」(お客さん)に分かれる。

日本の茶道などの
もてなしの場では、
その区別があいまいである。

本書では千利休と津田宗及のエピソードが紹介されている。

千利休が水を換えに
水汲みに行っているとき、
宗及は、まずは起こされた炭の見事さに感激し、

利休がお茶を入れるために
炭を足しておく。
その行為を利休は褒めるのだ。

主客一体。

これからの情報も、まさに主客一体の時代が来る。

おもしろいことになってきた。

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Posted by ニシダタクジ at 05:18│Comments(0)
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