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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年04月27日

代理体験と共感

バンデューラが
提唱した「自己効力感」=(自信)

~~~~~~~~~~~~~~~
自己効力感の高め方
 自己効力感は、主に4つの源泉によって形成されるといわれている。

1.達成体験
 自分自身で行動して、達成できたという体験のこと。
 これが最も自己効力感を定着させるといわれている。

2.代理経験
 他者が達成している様子を観察することによって、「自分にもできそうだ」と予期すること。
 自らが体験できる範囲は限られているため、
 この代理経験で得られる自己効力感の影響は大きいと考えられる。

3.言語的説得
 達成可能性を、言語で繰り返し説得すること。
 しかし、言語的説得のみによる自己効力感は、容易に消失しやすいといわれている。

4.生理的情緒的高揚
 苦手だと感じていた場面で、落ち着いていられたり、
 赤面や発汗がなかったりすることで、自己効力感が強められること。

進路指導講演会
などはこのうちの2を狙ったものであろうと思う。

先輩社会人から就活の話を聞いて
「自分にもできそうだ」
と感じることで少し自信がつく。

だとすれば。

有効なのは、「共感」をより高める仕掛けだ。

その手段は
ていねいなアイスブレイクかもしれないし、
カタリバのような少人数の紙芝居のワークショップ。

共感度を高める仕掛けによって、
「代理体験」が可能となり、
自信がつく。

なるほど。
カタリバがカタリバである理由が少しだけ分かったような気がした。

代理体験からスタートし、達成体験を積み重ねていくことが
必要なのだろう。

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Posted by ニシダタクジ at 07:03│Comments(0)学び
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