プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 107人
オーナーへメッセージ

2011年06月18日

世界がぜんたい幸福にならないうちは

世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない。

われらは世界のまことの幸福を索ねよう。
求道すでに道である。

(宮沢賢治 農民芸術概論綱要 1926年より一部抜粋)

宮沢賢治全集の第10巻に載ってます。

僕はこれを
つくば有機セミナーを主宰する
橘先生のところで聞きました。
いまから15年も前の話です。

しかし。
今鮮やかに蘇る、85年前のメッセージ。

世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない。

世界がすでにひとつの生態系であり、
生き物が自分だけで世の中には生きられないように
企業も、自社だけが生き残ることはできない。

下請けを切って、
自分だけが利益を確保するなんてことが
いつまでも続くはずはない。

環境問題とは、
環境の問題ではなく、我々自身の問題である。

しかもそれは理屈ではなく、
感性で判断しなければ動けない。

頭ではなく心で
「豊かさとは何か?」を問いかけたとき、
おそらくは生態系を大切にするほうにシフトするだろうと思う。

幸せとは、つながっている、ということ、
その実感なのだから。

同じカテゴリー(言葉)の記事画像
プレイスでもコミュニティでもなく
「ギャップ萌え人材」の育成
「百姓」をアップデートする
「挑戦」するな、「実験」せよ
「余白」とは、境界をあいまいにして「委ねる」こと
「自分に自信がない」の「自分」って何だ?
同じカテゴリー(言葉)の記事
 プレイスでもコミュニティでもなく (2021-05-25 08:35)
 「過程」としての学びと「手段」としての学び (2021-02-09 08:34)
 「ギャップ萌え人材」の育成 (2019-11-08 07:49)
 「百姓」をアップデートする (2019-07-25 07:43)
 「挑戦」するな、「実験」せよ (2018-11-07 16:45)
 「余白」とは、境界をあいまいにして「委ねる」こと (2018-10-29 06:52)

Posted by ニシダタクジ at 05:59│Comments(0)言葉
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。