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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年01月26日

地下古本コーナー「HAKKUTSU~発掘」物語

自分の紙芝居をつくる。

「自分史」ブームの中で、
ひとつの切り口になるのではないか。

自分を振り返り、
そしてプレゼンテーションをする。

今、自分がなぜここにいるのか?
そんな問いに答える作業。

地下古本コーナー「HAKKUTSU」

きっかけは、
6月の一箱古本市だったが、
実は「構想10年」のネタだった。

紙芝居タイトル「人生最高のすき焼き」

1コマ目

2002年1月。
僕は昨年末に契約社員だった会社を退職。
路頭に迷っていた。
これから何をしようか、まったく先は見えなかった。

2コマ目
そんなとき、中学校3年生男子のお母さんから
「勉強を教えてくれないか?」と頼まれた。
「受験いつですか?」と聞くと2月6日だって言う。
正直、間に合わないんじゃないか、と思ったけど、
精一杯やろうと思い、翌日から中学生は我が家で勉強をするようになる。

次の週末は成人の日の3連休だ。
時間がないから合宿しようということになり、
土曜日の朝、彼は大きなボストンバックをもってやってきた。
「おお。やる気だな。」と思ったのもつかの間、
バッグを開けて入っていたのは、ゲーム機だった。

3コマ目
勉強もしながら、ゲームもしながら、
合宿が始まった。
お母さんから
「これで夕飯を」と言われ、5000円を頂いた。

5000円。これはご馳走が食べられるなと思った。
西田家では、子どもの時から、ご馳走=すき焼き
と決まっていたので、
スーパーに行って、お肉を調達した。

2人だけのすき焼きパーティー。
最高の楽しく、美味かった。
最後にはキムチを大量投入して
キムチすき焼きという謎の料理になった。

楽しかった。
今、思い出しても、人生最高のすき焼きだった。

このとき、僕の人生は決まった。
中学生・高校生と共に悩み、未来を見つめること。
これを仕事にしようと思った。

4コマ目
自分の中学生のころを思い出す。
「何のために生きているのか?」
という問いに、ひとりで悩んでいた頃。

環境とか世界の飢餓の問題とか、
当時はかなりのマイナー分野だったので、
話を聞いてくれる大人がいなかった。

苦しかった。
人生が見えなかった。

誰かひとりでも、話を聞いてくれる
「無責任な大人」が必要だった。

「お芝居をやって生きていきたいだ。」と語る中学生に、
「お芝居なんかで食べてはいけないんだ。」と大人の常識を即答するのではなく、

「どんなお芝居をやりたいんだ?」
と話を聞いてあげる「無責任な大人」の存在が必要なんだ。

それは、100人の子どもに、100通りの対話があり、
そして100通りの人生を生きる大人が必要なんだと思う。

5コマ目
だとしたら、僕がやることはなんだろうか。
地域で、親や先生以外の大人と子どもとの接点を作ること。

2002年3月、ここを原点に、NPO法人「虹のおと」を設立。
(現在のヒーローズファーム)

それでは、どうやったら、ナチュラルに、
地域の子どもと地域の大人の接点をつくれるのだろうか?

お祭での昔の遊びでの子どもの遊び場。
週末、神社で地域のじいちゃんと子どもが遊ぶ。
そんな活動をしていたが、どう考えても、ボランティア活動の域を出ない。

金銭的な価値、そして最もパワフルな出会いの場を生み出すには、どうしたらいいのだろう?

僕が考えたのは2つだ。
ひとつが学習塾を運営する。
もうひとつが軽食屋さん、つまり
駄菓子屋、クレープ屋、たこ焼き屋、大判焼屋
なんかをやることだった。

金銭的なことはともかく、
この2つはそれぞれ、長所と短所がある。
「学習塾」は思いのターゲットとしている中学生・高校生が
ピンポイントで集まってくる。

しかし、その願いは「学力向上」だ。交流ではない。
しかも、接することが出来る大人は、塾講師の先生か、
その先生がピックアップしたゲストの大人だ。

駄菓子屋、クレープ屋さんは
もっと広く小学生から大人まで、たくさんの人が集まってくる。

しかし、その願いは、美味しいものが食べたい。
のであって、なかなか人生の悩みトークまでは進まない。

2011年7月。
地下古本コーナー「HAKKUTSU~発掘」がスタート

自分の大切な本にメッセージをつけて、
地下室に置いておき、発掘を待つ。

そこに、偶然の出会いがある。
本を読んで感銘を受けたら、
その大人にアクセスしてみる。
自分が知らなかった世界がどんどん広がっていく。

そう。
地下古本コーナーで出会った本が
中高生の未来の扉を開けるのだ。

地下古本コーナー「HAKKUTSU~発掘」物語~紙芝居原稿
「人生最高のすき焼き」でした。


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Posted by ニシダタクジ at 06:22│Comments(0)アイデア
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