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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年06月12日

100円のコーラを1000円で売る

「100円のコーラを1000円で売る方法」
(永井孝尚 中経出版)
100円のコーラを1000円で売る

一晩+朝活で読んじゃいました。
読みやすい。

ひさしぶりにこういう
マーケティングの本を読みましたけど、
まったくその通りだなあと思いました。

会計ソフトの販売戦略を通して、本当の顧客中心主義を学ぶ1冊。
15万部突破している理由がよく分かります。
物語仕立てで読みやすい。

私たちの商品は何で、
お客さんにどんな価値を提供しようとしているのか?

NPOは寄付元年。
ファンドレイジング元年と言ってもいいかもしれません。
「寄付」という行為を通じて、社会参画を促す。
これが駒崎弘樹さんの「社会を変えるお金の使い方」(英治出版)

これが本当に必要な時代になったのだと思います。
60歳定年した層にもっと活躍してもらわないといけないのです。

そのためには
寄付を含め、どんな社会システムで
彼らの社会参画を促していくのか、
お金と時間と労力、そして技術・知識も
培われたものがあります。

彼らの力をまちに出す。
そして、彼ら自身の生きがいにもつながる。
そのために、
私たちNPOは、どんな商品をつくっていくのか。

そんな問いをしながら読みつつ、
並行して読んでいた
山崎亮「まちの幸福論」(NHK出版)

これのラストにシビれた。
あとがきの感動は、これから読む人のために、
ここには記載しないが、最終章から一部抜粋する。

~~~ここから

現在の延長線上に答えがないのであれば、自分で答えを
つくってしまえばいい。夢を描くとはそういうことだ。
何が正解なのかわからない時代だからこそ、
自分で答えを提案できる能力が重要となる。

自分が主体となってどんな未来を生きてみたいのか、
どんな生活なら豊かさを実感できるのか、
あるいはどんなまちなら人々が幸せに暮らすことができるのか。

考えた結果をゴールに設定し、
実現するためにいまできることを考える。
それがバックキャスティングという思考法だ。

~~~ここまで

こういう未来を、
20代と60代が共に描き、
そこに向かって進んでいく。

たとえば、介護施設が足りない。
10年後、どうなるんだ?
と不安に思うだけではなく、
それを予防するにはいま、何ができるのか?
と問いかけること。

そのためのツールとしての寄付だったり
ボランティアなどの参画方法をつくることが
地域をテーマとするNPOの使命だと思う。

100円のコーラを1000円で売る。

そんなマーケティング力とデザイン力が、
地域NPOには必要なのだろう。

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