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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年06月23日

それは現象なのか?課題なのか?

あなたは旅人だ。
旅の途中、川に通りかかると、赤ん坊が溺れているのを発見する。
あなたは急いで川に飛び込み、
必死の思いで赤ん坊を助け出し、岸に戻る。

安心してうしろを振り返ると、なんと、赤ん坊がもう一人、川で溺れている。
急いでその赤ん坊も助け出すと、さらに川の向こうで赤ん坊が溺れている。
そのうちあなたは、目の前で溺れている赤ん坊を助けることに忙しくなり、
実は川の上流で、一人の男が赤ん坊を次々と川に投げ込んでいることには、まったく気づかない。

「社会を変える」を仕事にする(駒崎弘樹 英治出版)より抜粋。

目の前で起こっていることは、
現象なのか、それとも解決すべき課題なのか?
その本質、根本原因は何か?

そんな問いかけが常に必要だろうと思う。

現象に対応しているだけでは、
根本的には解決しない。

大学生が抱える
「やりたいことがわからない」
「夢がない」
というのは本当に課題なのだろうか。

僕は現象に過ぎないのではないか、と思う。

だから現在の
「やりたいことを早く見つける」、やそのために
「お手本となるような人(ロールモデル)に出会う。」
というのは、現象への対応でしかなく、本質に迫っていないのではないかと考えるようになった。

根本原因は
「やりたいこと」や「夢」によってのみ、
自分が規定される、つまり自分が自分であると思える、
そんな「個性」「オンリーワン」への呪縛なのではないだろうか。

やりたいことや夢は
「それがなければ生きられない。」
というものではない、と今では思う。

「本当にやりたいことはなんだろう?」
という問いかけは一生ついてくるのだから、
大学生のときに答えには到達しない。

これは、大人になれば、みんな分かっていることなのだけど、
その「答えに到達しない」ということを、
なぜか誰も教えてくれないから、
いや、言葉で伝えられるようなものではないのだが、

だから、必死に「答え」を探している。

だから、そんな悩んでいる学生に対してできることは、

「なんとかなるさ」と楽観的になるだけではなく、
「一緒になってやりたいこと、夢を見つけようぜ。」と励ますことだけでもなく、

共感の中で、
本人が小さなアクションを起こせるよう、
機会を提供していくことなのではないか。

そして、集団や組織の中での小さな役割を
与えていくことではないか。

それは現象なのか?課題なのか?

「やりたいことがわからない」
と立ち止まる若者に対応するだけでなく、
コミュニティを復活させ、多くの人が役割を得る地域社会が
根本的な課題解決の道ではないだろうか。

山崎亮さんが取り組んでいる「コミュニティ・デザイン」とは、
きっとそういうことなのだろうと思う。

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Posted by ニシダタクジ at 06:28│Comments(0)日記
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