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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年08月30日

どんなふうに世界とつながっていきたいか?

御祓川の森山さんと話していて、
ステキな言葉が生まれました。

まずはビジョンの話。

ビジョンというのは、達成目標のこと。
もちろん、定量目標も大切だけど、
もう一つは定性目標。

「どんなふうになりたいか?」
という問い。

森山さんはそれを
「終わらないビジョン」と呼ぶ。

キャリア形成もまったく同じで、

大人が子どもにしてしまう最も多い質問
「将来、何になりたいんだ?」

これは、ある特定の職業名を
答えることを想定して出された質問だ。

医師
学校の先生
保育士
公務員
プロ野球選手

しかし、大切なのは、
「医者になりたい」ではなく、
医者になって何をしたいのか?
だ。

職業カテゴリーは手段であって、目的ではない。

国境なき医師団に入って紛争地域の人々を救いたいのか、
離島の無医村に入って、赤ひげ先生みたいに地域に愛される医療を
つくりあげたいのか。

そのための勉強はまったく変わってくる。

そのはずなのだが、
なぜかみんな分かりやすいゴールの
職業名を求めるのだ。

そしてそのゴールへ最適化しろ、と言う。

「公務員になりたい」ではなく、
「公務員になってなにをやりたいのか?」
という問いが必要で、

その問いに答えるには
圧倒的な経験が必要なのだろうと思う。

最適化ではなく、
無限の経験から得られる価値観で
それに全力で答えていく。

それは仮に
医師や学校の先生になってからでも、
問い続けなければいけない問い。

将来、何になりたいのか?
ではなく、
将来、どんなふうに世界とつながっていきたいか?

そんな問いを発する大人と
それを自らに問い続ける大人が必要なのかもしれない。

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Posted by ニシダタクジ at 08:19│Comments(0)就職
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