2012年09月19日
目的最適化が唯一の答えではない
中学生・高校生に、「もっとも伝えたいこと」は何か?
と問われたら、何と答えるだろう?
いい問いだなあって思う。
夢を持って前向きに生きてれば、きっとなんとかなる
なんて、言えない。
いや、本当になんとかなるんだけど、
当事者にしてみたら、そんな道徳を聞いたって、
何の心の支えにもならない。
アンジェラ・アキの「手紙」
をテレビの中やi-podから聞いたって、
「自分とは何でどこへ向かうべきか、問い続ければきっと見えてくる」
と言われても、それはそうなんだろうけど、そうはいってもねえ、今おれたちは大変なんだよ。
っていう声が聞こえてくる。
僕が伝えたいことは
「目的最適化が唯一の答えではない」ってことかな。
第3の道。
計画と無計画のあいだ。
効率と非効率のあいだに、大切なものがあるのではないか、ということ。
世の中は工業社会からサービス業社会へと変化し、
仕事が猛烈なスピードで生まれ、そして無くなっていく時代に、
ゴールを決めて、そこに向かっていくだけでは、不十分だという時代背景。
森田英一さんの
「こんなに働いているのになぜ会社は良くならないのか?」(PHP)に
書かれているように、
世の中のビジネスは大きく変わった。
1 加速するスピード
2 高まる時間的・空間的複雑性
3 高まる社会的複雑性
4 誰も答えを知らない
この変化に、キャリア教育は無縁ではいられない。
なりたい職業
という唯一の答えにたいして向かっていくだけが
正しいわけでは決してない。
第3の道を視野に入れた上で
夢や目標を設定し、そこに進んでいくこと。
それが必要なのではないか。
目的最適化の考え方は
生きづらさしか生んでいない。
もし、不登校になったら、
もし、就活に失敗したら、
もし、会社を1年で辞めたら。
目的最適化からもっとも遠い自分がそこにいる。
そのつらさ。
まずはそこから解放しよう。
まちの本屋さんの役割は
まさにその第3の道を提示すること。
大型書店やネット書店が
「目的にあった本をいち早く検索して購入できる」
ことを目指しているのなら、
まちの本屋さんは、
「人生の寄り道を促す、心に余裕を持たせる本や人に出会うヒントを提示する」ことなのかもしれない。
今こそ、まちの本屋さんの出番なのです。
と問われたら、何と答えるだろう?
いい問いだなあって思う。
夢を持って前向きに生きてれば、きっとなんとかなる
なんて、言えない。
いや、本当になんとかなるんだけど、
当事者にしてみたら、そんな道徳を聞いたって、
何の心の支えにもならない。
アンジェラ・アキの「手紙」
をテレビの中やi-podから聞いたって、
「自分とは何でどこへ向かうべきか、問い続ければきっと見えてくる」
と言われても、それはそうなんだろうけど、そうはいってもねえ、今おれたちは大変なんだよ。
っていう声が聞こえてくる。
僕が伝えたいことは
「目的最適化が唯一の答えではない」ってことかな。
第3の道。
計画と無計画のあいだ。
効率と非効率のあいだに、大切なものがあるのではないか、ということ。
世の中は工業社会からサービス業社会へと変化し、
仕事が猛烈なスピードで生まれ、そして無くなっていく時代に、
ゴールを決めて、そこに向かっていくだけでは、不十分だという時代背景。
森田英一さんの
「こんなに働いているのになぜ会社は良くならないのか?」(PHP)に
書かれているように、
世の中のビジネスは大きく変わった。
1 加速するスピード
2 高まる時間的・空間的複雑性
3 高まる社会的複雑性
4 誰も答えを知らない
この変化に、キャリア教育は無縁ではいられない。
なりたい職業
という唯一の答えにたいして向かっていくだけが
正しいわけでは決してない。
第3の道を視野に入れた上で
夢や目標を設定し、そこに進んでいくこと。
それが必要なのではないか。
目的最適化の考え方は
生きづらさしか生んでいない。
もし、不登校になったら、
もし、就活に失敗したら、
もし、会社を1年で辞めたら。
目的最適化からもっとも遠い自分がそこにいる。
そのつらさ。
まずはそこから解放しよう。
まちの本屋さんの役割は
まさにその第3の道を提示すること。
大型書店やネット書店が
「目的にあった本をいち早く検索して購入できる」
ことを目指しているのなら、
まちの本屋さんは、
「人生の寄り道を促す、心に余裕を持たせる本や人に出会うヒントを提示する」ことなのかもしれない。
今こそ、まちの本屋さんの出番なのです。
Posted by ニシダタクジ at 07:42│Comments(0)
│日記
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