2012年10月09日
差別化という経営戦略
人と違うこと、違うことを見せびらかすこと、
違うことで自分が優位に立つと思うこと、
差別化とは、そういう価値観だからである。
(三浦展 「第四の消費」朝日新聞出版)
なかなか切れ味するどい本、第四の消費。
第2の消費社会で
冷蔵庫、洗濯機といった
生活必需品は行き渡り、
一家に一台から一人一台の時代へ
突入していく。
そして、それは個人化の流れでもある。
より「個性的」に生きる
ということを広告媒体からメッセージを受け取り、
それに動かされ、消費を続けた。
企業も同じく、
「差別化」を迫られた。
「個性」を持たなければ、生き残れない。
そんな時代が長く続いた。
アイデンティティ・クライシス。
個人が個人であることの危機。
これがやはり僕にとっては
大きな課題であると強く感じる。
やりたいことがわからない、と動けない大学生や、
自分には自信を持って胸を張れるものがないという若者たち。
これは彼らに原因があるのではなく、
「個性化」を市場のテーマとしてきた
社会の課題なのだとあらためて実感する。
企業の「差別化」戦略が
社会に生きる人の人生にも影響を及ぼしているのではないか。
経営とは人、そのものなのだ。
違うことで自分が優位に立つと思うこと、
差別化とは、そういう価値観だからである。
(三浦展 「第四の消費」朝日新聞出版)
なかなか切れ味するどい本、第四の消費。
第2の消費社会で
冷蔵庫、洗濯機といった
生活必需品は行き渡り、
一家に一台から一人一台の時代へ
突入していく。
そして、それは個人化の流れでもある。
より「個性的」に生きる
ということを広告媒体からメッセージを受け取り、
それに動かされ、消費を続けた。
企業も同じく、
「差別化」を迫られた。
「個性」を持たなければ、生き残れない。
そんな時代が長く続いた。
アイデンティティ・クライシス。
個人が個人であることの危機。
これがやはり僕にとっては
大きな課題であると強く感じる。
やりたいことがわからない、と動けない大学生や、
自分には自信を持って胸を張れるものがないという若者たち。
これは彼らに原因があるのではなく、
「個性化」を市場のテーマとしてきた
社会の課題なのだとあらためて実感する。
企業の「差別化」戦略が
社会に生きる人の人生にも影響を及ぼしているのではないか。
経営とは人、そのものなのだ。
Posted by ニシダタクジ at 06:23│Comments(0)
│本
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