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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年10月10日

シェア時代の本屋さん

シェア時代の本屋さん

「第四の消費」(三浦展 朝日新書)
これ、なかなか難解で、読めなかったんだけど、
昨日の朝食時に一気に読みました。

おもしろい。
切り口が素晴らしい。
さすが新潟県出身!

三浦氏によると、
2005年から第四の消費社会が始まっているのだという。

ちなみに
1912年~1941年 第一の消費社会
1945年~1974年 第二の消費社会
1975年~2004年 第三の消費社会
なのだという。

第一の消費社会は
東京・大阪の都市部に
流入した人たちによって支えられた。
「洋風化」のながれである。

第二の消費社会は
本格的な工業化の到来を迎え
電化製品や耐久消費財が飛ぶように売れた。
いわゆる「高度成長」時代である。

第三の消費社会は
オイルショック後の低成長時代に始まり、
ウォークマンに代表されるような、
一家に一台から、一人一台の時代である。

このように
「洋風化」→「家庭」→「個人」の時代へと
消費社会が流れてきた。

そして。
消費社会は行き詰った。

一人一台。
ひとり暮らし。
24時間営業。
こうして、地域と家族は分断された。

「モノを売り続ける」
ことが企業の使命であるのなら、
仕方のないことなのかもしれないが、

すでに飽和しているものを
デザインのカッコよさや、
コマーシャルの有名人で補うようになった。

加えて、人口減少時代に突入した。

もはやこれまでの延長上に、
消費が伸びていくのは考えられない。
そこで第四の消費である。

三浦氏によると、
第四の消費の時代は、
「シェア」を基本とする、つながりの時代だという。

第三の消費時代に徹底して分断されてきた社会。
それをつなぎなおしていく時代。
だからこそ、シェアハウスや
商店街の復活が求められるのだと言う。

なるほど。
ツルハシブックスは「シェア時代の本屋さん」なのかもしれない。

「コミュニティデザイン研究会」
のように、1つのテーマで1冊の本を読んで
考える人たちの集まりだったり、

地下古本コーナーHAKKUTSUは
まさに世代を超えてシェアするための場所だ。

そしてそれは
若者の最大の悩み「やりたいことがわからない。」
に対しての、ひとつのきっかけとなるのだと思う。

「やりたいことがわからない」のが問題なのではなく、
「やりたいことがわからなくて苦しい」のが問題なのだと思う。

第三の消費時代、
個性化、差別化という言葉の元、僕たちは消費を続けてきた。
コンビニの「限定」「新商品」というPOPに心躍らせてきた。

「自分らしさ」「個性」を体現するためのモノであったはずが、
いつのまにか逆転してモノが自分を表すようになった。

2005年から「第四の消費」が始まっている。
もちろん、第一の消費~第三の消費がなくなっているわけでは決してないが、
シェア型の価値観はすでに始まっている。

「幸せとは何か?」
「豊かさとは何か?」

そんな哲学的問いを、一般人がしてもよい時代、
いや、しなければ生きていけない時代に突入した。

この時代に、
本屋さんとして、責任世代として、
僕に何ができるだろうか。
そしてどんなメッセージを発していけばいいのだろうか。

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Posted by ニシダタクジ at 05:40│Comments(0)
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