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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年10月20日

当事者意識を育てるインターンシップ

インターンシップとは
何のためにやるのだろうか?

もういちど
この問いに立ち返る必要がある。

いつのまにか。
インターンシップをやることが目的になってしまっている。

インターンシップという経験を通じて、
大学生にどんなスキルやマインドを身に付けて
もらいたいのか、
やる側の大学生はどんなスキルやマインドを身に付けたいのか?

その問いを共有してから始めることが
大切だと思う。

僕が考える
インターンシップをやる意義は
「当事者意識」を育む、ということ。

昨日。
この夏の「みちのく復興インターンシップ」に
参加した6名が個人振り返りを行った。

やっぱり、
これやってよかったと思った。

会津若松の素材広場さんに
受け入れ先となっていただいた
今回のプロジェクトは、
福島・いわきのニイダヤ水産を会津若松の旅館に
粟島産の魚を使用するということでアピールするというものだった。

素材広場の横田さんの受け入れ方針が
「自分で考える、責任を持ってやる。」
で完全に新入社員と同じような扱いをされ、
たくさんのダメだしをされて、泣いた日も何度もあったという。

そこで身に付けたものは、
仕事に対する責任、そして「当事者意識」だ。

文章を書いても、最後はチェックしてもらえる。
そんな甘えた姿勢でいい仕事はできない。
横田さんはそんな仕事を振ってくれた。

そして何より
本気の大人に出会えた。

福島をなんとかしようと奮闘する横田さん。
名刺に福島県の形を印刷し、いわき・四倉を背負って
ふたたび立ち上がった賀沢さん。
そしてそれを応援するたくさんの大人たち。

大人の本気に触れて、スイッチが入った。

新潟県立大1年の鈴木さんが言った。
「新潟に帰ってきて、いまもずっと、
ニイダヤ水産のために何ができるかを考えている」

そう。
インターンシップの期間が終わっただけで、
ニイダヤのプロジェクトはいまようやく始まったばかりだ。

いま。
新潟から、僕たちができること。
粟島といわきをつなぎ、
福島復興への一助となること。

わずか3週間でも、
明確な目標と本気の大人とていねいな振り返り、フィードバックが
あれば、大学生は大きく変化する。

そんなことを実感したみちのく復興インターンシップでした。

まだまだ、ニイダヤ水産復活プロジェクトはつづきます。

今度はツルハシブックスを
ニイダヤ水産の新潟の営業拠点にするための
ファンドが発足しました。

まだまだ頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
https://faavo.jp/niigata/project/report/11

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Posted by ニシダタクジ at 06:52│Comments(0)日記
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