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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
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2012年10月28日

カフェという場のつくり方


カフェという場のつくり方(山納洋 学芸出版社) 

まだ読み始めなのですが、これはおもしろいですね。
サブタイトルの「自分らしい起業のススメ」っていうのは、
本人じゃなくて、出版社の方がつけたんだろうなあと。

カフェという場。
僕も10年間テーマにしてきました。

地域のコミュニティにとって
カフェという場が必要なのではないか、と思っていたのです。

ではカフェとは何か。
その定義からこの本には解説されています。

第1章に引用された文に、なるほどと思いました。

~~~ここから引用「カフェ・ジェネレーションTOKYO」(永井宏)より

80年代の後半から90年代にかけて、
かつてあったような文化や意識や精神をゆるやかに共有させてくれるような喫茶店が次々と消えていってしまった。
それまで、そんなものを漠然と求めて喫茶店を利用していた多くの客が、その必要性を感じなくなってしまったのだ。

(中略)

個人的な柔らかな時間を持ち、それをじっくりと味わうということが必要のない時代だったのだ。
僕はその時代までに多くの喫茶店=カフェがなくなってしまったのだと思っている。
様々な条件が個人の意志やコミュニケーションの必要性を意識的に無効にしていってしまったのだ。

~~~ここまで

うーーん。唸るね。
1980年、ドトールコーヒーが原宿に第1号店をオープン。
現在は全国に1100店舗を超える数がある。
一方で日本の喫茶店は
1981年の155000軒をピークに減少の一途をたどっている。

そう。

このとき。
何かが変化した。

「喫茶店=コーヒーを飲む場」
となったのである。

つまり。
コーヒーを飲むことが目的であるならば、
ドトールコーヒーに行けばセルフで200円で飲めるなら、
喫茶店で400円出さなくてもいいだろう、みたいな考えになるのは
すごくわかりやすい。

喫茶店がコーヒー販売業に変わった瞬間である。

90年代の後半、ふたたび、カフェは脚光を浴びてくる。
オーナーのライフスタイルの実現としてのカフェ、
という形が出来上がってくる。

そう。
カフェを機能分解すると食事と空間と出会いの集合体であると思う。

食事とは、コーヒーだったり食べ物だったりを提供するということ
空間というのは居場所であるということ。
出会いとは、人と人が出会ったり、人と本やアートが出会ったりするということ。

このうち、目で見えるのは(数値化できるのは)
食事の部分だけだ。

この本にあるような
「文化や意識や精神をゆるやかに共有させてくれるような喫茶店」
は主に後者2つの機能のことを言う。

それが経済社会の発展とともに、
コーヒー販売業機能に特化したチェーン店が
支持されていったのだろう。

そして90年代後半になって、
ふたたび来たカフェブームは、
「空間」を重視したカフェなのではないか。

スターバックスコーヒーは
「サードプレイス」と自ら言っているように、
空間としてのカフェに重点を置いた。
それがヒットしたのだと思う。

次に来るのは
出会いの場としてのカフェ。

新しい人生の扉を開いてくれるような、
それがいつ開かれるのかわからないが、
人や本やアートとの出会いによって開かれる瞬間を楽しみにして、
人はカフェを訪れるようになる。

いや。
おそらくはすでにそのような社会は出現しているのだ。

だとすると、人々が求めているのは
カフェではなく、カフェという機能だということになる。

特に後者2つの機能は、
どんな店でも、場でも、果たすことができると僕は思う。
場合によってはチェーン店でも店長がその気になれば可能だ。

そんなカフェ的空間をいくつも作っていくこと。

これは、時代と個人をつくるキーワードに確実になっていくだろう。

ツルハシブックスもそんなカフェ的空間を目指したい。

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Posted by ニシダタクジ at 08:20│Comments(0)
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