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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年11月09日

人にやさしくなれる島

昨日の夕方、この夏に粟島で行った地域コミュニケーション留学
の報告会がありました。

9月の中旬に3泊4日で粟島に滞在し、
島の人々に話を聞きながら
ツアープランを考えるというプログラム。

合宿を行ってからすでに1か月半経っていましたが、
時間が経過しているからこそ、振り返りがてきていて、
いい時間になりました。

粟島に行ってからメモを取る習慣ができた。
やりきった気持ちを味わうことができた。

など、実際の行動の変化もあった。

一番印象的だったのは
1年生2人の個人コメント

これまで、お年寄りが
あまり好きでじゃなかったけど、
粟島に行ってから、電車で席をゆずるようになったし、
相手のことを思いやれるようになった。

これまでは、自分の祖父母に対しても、あまり接していなかったのだけど
話をするようになった。
飲食店のアルバイトで、
お年寄りがくると、嫌だなあと思っていたけど、
ゆっくり何度も話しかけたり、どうやったらわかってもらえるか、考えるようになった。

すごいね、粟島。

人にやさしくなれる島だ。
しかも、帰ってきてから効果は持続。

これ、医療や介護の専門職の人ばかりでなくて、
高齢者を顧客に想定しているビジネスの人たちは
みんな行った方がいいんじゃないか、って思いました。

僕が考えた
粟島での実習の意義は3つ。

1 開放感によって、バリアが解除され、「対話」が可能になる。
2 机上で考えていたことと実際の村の生活、価値観とのギャップを知ることで、価値観への問いが生まれる。
3 無条件に受け入れられるという愛を受けることで、貢献マインドが生まれる。

この3つによって、
非常に高い教育的効果を生むのではないかと考えた。

人にやさしくなれる島、そして、
あの日、置き忘れてきた何かがある島、粟島での
研修・教育プログラムづくりをこれからも進めていきたい。

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Posted by ニシダタクジ at 07:59│Comments(0)日記
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