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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年11月14日

東大が新入生に特別休学

東大が新入生に特別休学

11月14日(水)読売新聞
東大に特別休学制度の新聞記事。

大学に入っていきなり、1年間の休学。
ボランティアしたり、インターンシップに行ったり
バイトをして海外を放浪したり。
なんでもありの特別休学制度が2013年度から東大で導入される。

「受け身の学習」からの脱却を狙っていると解説されている。

面白いのは、
授業を受ける前に、いきなり休学する、ということ。

「広い世界を見て、学ぶ意欲を高める。」

この感覚はすごくよくわかる。

僕は30歳の秋に玉川大学教育学部の通信を受講し始め、
31歳の夏にスクーリングに行った。

熱かった。
「教育の原理」

教育とは何で、どこへ向かうべきか?
それはそのまま、アンジェラ・アキの歌じゃないけど、

「自分とは何で、どこへ向かうべきか?」
という問いとして自らを突き刺した。

結局、自分自身の守るべきポジションは
学校の中ではなく、外、というか地域に
あるのではないかという
結論に達し、大学は中退してしまったのだが。

あのスクーリングほどエキサイティングな学びの時間は
なかったのではないか?

昼間の授業が何度もあふれてきて、
問いに向き合う夜の時間。
あれこそが大学での学びなのかもしれないと思った。

高知大学の長期インターンシップの実践が
「学習意欲を高めるため」を主な目的のひとつにしているように、
社会に出て、プレイヤーをやるということは、
その人の学びの意欲にスイッチを入れるだろうと思う。

自分は文系なのか、理系なのか。
生物が得意だったから、理学部に行ってみようかな。
とか
世の中のことを知りたいから法学部かな。

とか。
そういうレベル感ではなく、

プレイヤーとして社会に触れた経験から、
「これを何とかしなきゃいけない!」
「どうして社会はこんな矛盾だらけなのか!?」
「こんなスゲー人がこんな身近にいるんか!?」
というこころの動きを体感し、
意志を得て、大学で学ぶということにつなげていくことは
大きな意義と意味があるのだろうと思う。

「自分とは何で、どこへ向かうべきか、そしてなぜ学ぶのか?」
という問いに対して、自らが答えていかなければいけない時代に
今の大学生たちは生きている。
いや、もちろん僕もなのだが。

早期に社会のプレイヤーとなって、
共感を出発点に学びの意欲を高めていく。

そんな場を大学生も地域も、さらには大学も必要としている時代は
すぐそこまで来ていると感じた記事だった。


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Posted by ニシダタクジ at 10:51│Comments(1)日記
この記事へのコメント
先日プラットフォームづくりの件でお話うかがった川村です。

「何のために学ぶのか」
私自身、それを意識せずに大学の授業を聴いています。
単位を取るために授業を受け、就職するために大学を卒業する。
そんなんじゃ意欲が出るわけないですもんね。

自分が社会のプレイヤーとして動いたとき、世の中の「リアル」を大学とリンクさせることで、また違った意識が生まれます。

学生だからとか言い訳せず、今から社会でプレイしたいです!
Posted by 川村 at 2012年11月17日 00:18
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