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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年01月21日

自然農から学んだこと

「原点は?」
と問われれば、様々あるのだろうけど、

やはり20代前半での
「知と人生の探究」の時に、
出会った人たちの言葉は
人生に大きな影響を与えると思う。

金曜日に似顔絵師のやまだみつるさん
「学問」とは「学んで問う」ことだ。
と言っていた一言がやけに心に残る。

江戸時代の私塾には、
「教育」ではなく、「学問」があったのだね。
松下村塾で松陰先生がやっていたのは、
「学問」なのだなあと思った。

共に学ぶ。
そして自ずから育つ。

「育てる」なんてことはできないんだなあ。

なんか、すべてがリンクしていく、
そんな実感がある昨年末から今年初頭。

そういう意味で、
僕の学問の原点は「自然農」との出会い。

もともとは「世界の食糧問題」や「環境保全型農業」、「持続可能性」
などのキーワードに興味があった大学時代。

たくさんの農家・農場を見に行った。
最初に行ったのは長野県の佐久市。
魚のコイを使った除草技術を実験中だった。

遠くは、大分の赤峰農場
有機農業を推進する宮崎の綾町を
見に行ったりもした。

そして僕は、自然農に出会う。

出会いはたしか、
東京・賢治の学校。
鳥山敏子さんと川口由一さんの対談。
川口さんのスタンスに、感銘を受けた。

もっとも衝撃的だったのは、
「伝えようとしていない」(ように見える)のに
ガンガン伝わってくる、あの感じ。

それまで僕は、環境系団体に属していたり、
コミュニティFMでしゃべったりしていたので、
「どうやって伝えるか?」
というのがテーマだったので、
この「伝えようとしていないのに伝わる」というのは、非常に衝撃的だった。

それから1年。
川口由一さんや自然農の「おっかけ」をして、
南は徳島や福岡 北は山形や福島の
自然農実践家や講演会に顔を出していた。

そして出会ったのが徳島の沖津一陽さん。

「耕さない」「肥料・農薬を使用しない」「草・虫を敵としない」
を基本理念とする自然農。

しかし。
ただ、草ぼうぼうになっているわけではない。

草を刈るときには刈る。
肥料が足りないと思ったら米ぬかをやるときもある。

ここで頭でっかちだった僕は
「自然とは何だろうか?」という問いを得る。

エコとか地球にやさしいとか言うのだけど、
「本当のエコ」、自給自足はほぼ実現不可能である。

着る服ひとつ作れないし、電気がなくては生きていけない。
あわよくば自転車発電の機械を自作したとして、
そのホイールやらバッテリーやらは自分が作ったわけではない。

それでは、自然農の言う「自然」とはなんだろうか。

そんな問いの中で、
沖津さんからや川口さんからたくさんのことを学んだ。

沖津さんは「いつ草を刈るのか?」という問いに対して、
「その草を残すべきか、刈るべきか、畑に立つと自然とわかるようになる」と

川口さんは
「自然とは何か?」
という問いに自然とは、「そうなるしかなかった」ということだと言った。

自然農とは「生きる」ことそのものだった。

今、目の前にある自分が野菜と雑草を目の前にして、
生きるために草を残すべきか、刈るべきかを問う。

そしてそのときは刈ってしまったが
あとからふりかえるとまだ早かったか、あるいはもっと早く刈っておいたほうがよかったか
ということを思う。

自然農とは、今を生きる本気の生き方である、と実感した。
マニュアルではなく、おまえ、自分でやってみろと神様に言われている気がした。
その半年後、僕は畑のある公園づくりという名称で「まきどき村」をスタートする。

15年前の僕の原点。
しかし、いま、まさにそれがよみがえってくる気がしている。

生きるとはなんだろうか?
そんな問いが当たり前の世の中がいつのまにかやってきた。

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Posted by ニシダタクジ at 07:35│Comments(0)思い
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