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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年02月07日

2年前からあなたの店で買おうと決めていた

まちゼミの会、松井洋一郎さん。
いま、僕の中で最も共感、感動するお話をされる方です。

昨日は地元・内野の新潟西商工会で
松井洋一郎さんのお話を聞く機会がありました。

いやあ。
よかった。

何度聞いても、泣ける。

天野く~ん!って
ウド鈴木ばりに叫びたくなる。

「商店街は絶対に活性化できる。」
と力強く語る松井さんに、
僕は文化創造の息吹を感じる。

文化とは、こうして創られるのだ。

少数の思いのある人たちが始める。
それを周りが応援してくれて、仲間になってくれて、
輪がどんどん広がっていく。

いつしかそのまちになくてはならないものが
出来上がっている。

松井さんは
20代のときに実家である化粧品屋さんに帰ってきて、
ありとあらゆる商店街活性化策、イベントをやってきた。

その日だけはいい。
たくさんの人が集まってくれる。
まちはにぎわいを取り戻してくれる。

しかし。
お客さんは来てくれない。
売り上げは落ちていく。
店を畳まなければならない。

松井さんは問いかける。
商店街の魅力ってなんだろう?

価格?
品ぞろえ?
独自化?

敵わない。
ディスカウントストア・ショッピングセンター
には勝てません。

なんだ?
「人の魅力なら絶対負けない」

その人の魅力を前面に押し出す。
それがまちゼミだ。

竹内文具店。
もう辞めたいって思ってた
通行量が7分の1に落ちた。
売り上げもどんどん下がる。

まちゼミに参加した。
「初めての人のための万年筆講座」

ていねいにていねいに
万年筆のことを教えた。
7年間で
万年筆の売り上げは10倍以上になった。

「万年筆はその人の性格が出るんです。」
「万年筆を使うと思いが届くんです。」

そんな竹内さんの呼びかけに、
万年筆が欲しくなる。

「需要」が生まれる。
「付加価値」が生まれる。

松井さんは言う。
「付加価値は、人からしか生まれない」

その通りだって思った。
リッツカールトンだって竹内文具店だって、
付加価値を生んでいるのは人なんだ。

そんなビジネスができるのが、
商店街のお店、なんだなあ。

あいち補聴器センターの天野さんの話は、
何度聞いても涙が出そうになる。

家業を継ぐために帰ってきて、
1年経って、自分が帰ってきた日から
オヤジが給料をもらっていない事実を知った。

なんとかしたい。
自分のお店の売り上げをなんとかしたい。
そんな思いでまちゼミの門をたたく。

そしてまちゼミ当日。
親切丁寧に補聴器のことを伝えた。

報告会で天野さんは元気よく言う。
「今日は3名のお客様が聞きに来てくださいました」

半年後も報告会で言う。
「今日は2名のお客様が聞きに来てくださいました」

松井さんは聞きたくても、聞けなかった。
「それで、売り上げはどう?」
聞けなかった。

2年が過ぎた。

天野さんが言った。
「松井さん、補聴器、売れました。2名のお客様が来てくれました。」

そして続けた。
「お客様は言ったんです。
2年前にまちゼミであなたの講座を聞いた時から、
もし補聴器が必要となったら、あなたの店で買おうと決めていた。」

泣ける。
泣けるよ。

こんな商売のよろこびがあるのだ。

豊かさとは何か?

そういう根源的な問いをもらえる、松井さんのお話、
機会があれば是非。

2月27日はチサンホテルに来るみたいですね。

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Posted by ニシダタクジ at 07:33│Comments(0)日記
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